自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と冬はスキーの日記です

ホンダのスイッチボックスに換えてみた

先日の日曜にカタナで出かけたときのこと。

自宅を出発してしばらくしたとき,スロットルをひねって加速中にガクンッというショックがあった後,やたらとアクセルの遊びが増えました。

原因はこれ。

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キャブレターのケーブルホルダーから,スロットルケーブルが外れていました。

右スイッチボックス/スロットルケーブルはカタナのノーマルを使っていましたが,FCRのケーブル・ホルダーとワイヤーのアウターの取り回し形状("へ"の字型に曲がっている)がいまひとつ合わなくて、ワイヤー固定部分が緩みやすかったのです。

それに,片側のケーブルのアウターがスイッチボックスの付け根付近で折れているし,スロットルの動きもスムーズじゃないので,そのうち何とかしなければならないな,とは思っていました。

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実は,750カタナに付けていたホンダCB1000SFのスイッチボックス/スロットルケーブルに換えることを予定していました。
(750のカタナはスロットルワイヤーが一本だったので,FCR導入時にこれを使った)

普通ならハイスロットルのキットと薄型スイッチボックスを組み合わせるんでしょうが,こちらの方が安上がりだったのです。(苦笑)

これはキャブレターの取り付ける部分がストレートになっているので,キャブの取り付けの自由度があります。

また,スイッチボックスからケーブルが前方向に出ているので,ハンドル・バーを下げてもカウルと干渉せずにすみます。
(カタナのスイッチボックスは下からケーブルが出てくるタイプなので,ハンドルバーの位置(高さ)を低くするとワイヤーがカウルにぶつかることがあります)

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これを1100カタナへ移植しなかったのは,ハーネスのカプラーの形状が750と1100で違っていて,配線の付け替えまでやる気力がなかなか沸かなかったから。

さすがにこういうトラブルが発生しては放って置く訳には行かないので,お出かけは中止にしてシブシブ移植作業に取り掛かることにします。


まずはハーネスの付け替えからはじめます。

カタナのスイッチボックスにはキルスイッチとスタータースイッチの2つのスイッチがあり,接続されている配線は4本だけ。

対してCBのスイッチボックスには,キル・スイッチとスターター・スイッチの他にハザード・スイッチがあります。
さらにスターター・スイッチとハザード・スイッチからはそれぞれ4本の配線がつながっています。

f:id:sword749:20130519145731j:plain※下(奥)の黒いスイッチがスターターSW。上(手前)の白いのがハザードSWです。


ハザード・スイッチに4本配線されているのはともかく,スターター・スイッチに4本つながっているのはなぜ??

改めてここから調べます。

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テスターを使ってあれこれ調べること30分。
スターター・スイッチは2つの接点をもっていて,一つは完全に押し込んだ時に導通するもの,もう一つはスイッチを中間位置まで押したときに導通するものであることが分かりました。(完全に押し込むと導通は無くなる)

CBではこれを何の為に使用していたのか?ちょっと興味があります。

ハザードスイッチの方は単純で,offの状態で導通するものとonの状態で導通するペアでした。これはの後々利用できそうです。

今回の作業では,単にキル・スイッチとスターター・スイッチのみをつないでおくことことにします。

半田ゴテを使ってカタナのスイッチボックスからケーブルを外して,CBのスイッチボックスにつなぎます。

ついでにこの際なのでワイヤーも作り直すことにしたので,全ての作業が終わったのはもう夕方になっていました。

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これで私のカタナにはカワサキ(ブレーキディスク)とホンダのパーツが組み込まれました。
あとヤマハのパーツが入ればオール・ジャパン仕様となります。(^^;


このところバイクはイジってばかりなので,来週こそは純粋にバイクでの走りを楽しみたいと思います。