朝4時少し前に目が覚めました。
携帯のアラームをセットしたわけでは無いのですが、自然にスッキリと目が覚めました。小樽港入港が4時半なので丁度良い。
周りでも既に起き出している人が多いようです。
もう直ぐ小樽港に入港することを告げる控え目なアナウンスも流れ始め、船内も徐々に慌ただしい雰囲気に。
身支度を整え荷物を纏めていると、なんとなく隣の寝台のライダーとお喋りが始まりました。
私の2等寝台の区間はライダーが多いようで、一目でそれと分かるライダー用ブーツや、棚に置いてあるヘルメットとかがあちこちで目に付きます。
意図的にライダーを同じ区画に集めたのか、それともライダーの2等寝台の利用率が高いのか?
隣の寝台の方は、歳は五十台半ばかな?と見える先輩ライダー。同じような歳の方と一緒です。
今日はどこまで走る?どこを回る?とか、北海道は何度も来ているの?とかツーリングの事で話が弾みます。
今日はまずは宗谷方面に行くらしい。
普通は歳が離れているとちょっと話しにくいこともあるのですが、ツーリング中だと歳も何も関係なくなり、楽しく話が出来ます。
このV-MAXに乗っているという方は、こないだ東北方面を走って意外なくらい楽しかった、と熱く語っておりました。(自分も行ってみようと思いました)
予定より少し早く小樽港に到着したようで、4時半になってすぐにクルマのドライバーの車両甲板への案内が始まりました。
ライダーの車両後半への案内はまだしばらく後のはず、とノンビリ構えていたら10分もしないうちに案内が始まり、ちょっと慌てることになりました。
新日本海フェリーもサービス改善に取り組んでいるのでしょうか。ともかく、早く下船出来るようになったのは有難いことです。
車両後半に下りると既にバイクを固定してあったベルトは取り外されていました。以前は自分でベルトを外した記憶がありますが、他のフェリー会社だったか?
車両甲板は蒸し暑くてちょっと排気ガス臭くもありました。荷物を積み直していると汗ばんできます。
回りにはバイクがズラリと並び、ライダー達は出発の準備に余念がありません。
この風景、自分的には映画「トラ・トラ・トラ」の空母で攻撃隊が発進準備をしているシーンと何か似ているような気がするのです。(^^;
戦闘機とバイクって何か通じるものがあるような気がします。
準備がほぼ終わりかけたとき、1台隣の400カタナのライダー君が“1100カタナ、カッコいいですね〜”と話しかけてくれて、少しお喋り。
“写真を撮っていいですか?”といってカタナの写真を撮っていました。人物や観光名所よりもバイクの写真を撮るのがライダーというもの。(笑)
ライダー、特に同じカタナのライダーとの会話はやっぱり楽しい。やはり彼も今日は宗谷を目指すそうです。
いよいよバイクの下船が開始。
ここでS氏と合流することになっているけど、どの辺にいるだろうか?考えながら小樽の地に下りていくと直ぐ横の駐車場に愛車のハーレーと共にS氏が待っていました。
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まだ、フェリーを下船したところですが、この日はまだまだ先があるので、今回はここまでとします。