11月1日 第一日目
いよいよ今日は旅行へ出発する日。
ただ、八重山諸島方面の天気は思わしくなく、ここ2〜3日は雨と曇の予報。そういうわけで今だテンションはあまり上がらない状況です。
まずはいつものように会社へ出社し午前中は仕事です。
(幸い仕事もほぼ落ち着いていて無事休暇を取得することが出来ました。)
昼休みになったところで退社し、一旦自宅へ。
着替えたら直ぐに旅行の荷物を詰めたバッグをつかんで出発のはずでしたが、なんやかんやでマゴマゴしているうちに意外と時間が押してしまいました。
北海道ツーリングへ出発したときと同じ。
土壇場になってあれこれ気が付いたり、思いついたりして荷物を追加したり...
なかなかスマートに行きません。予定より20分遅れで自宅を出ました。
いきなりハプニング
羽田空港に着いて空港カウンターに向かい、荷物を預けようとしたら長蛇の列が出来ていました。しかも遅々として進まない。
平日の昼過ぎなのにどういうわけだろう?
カウンターを見ると、ペットを預けるのになにやらやり取りを続けている人、荷造りをやり直している人、何かの不手際なのか係員から延々と説明を受けている人、でカウンターの半分がずっと塞がっていて、それで荷物を預ける人の列がどんどん伸びていたのです。
羽田空港の雰囲気は結構好きで、搭乗までの時間をゆっくり楽しみたかったのにこんなところで延々と待たされるなんて、とイライラしてきました。まだ気持ちが旅行モードに切り替わっていないようです。
ようやく自分の番になりましたが、搭乗チケットを見た係員の顔が曇りはじめ「ちょっとお待ちください」と別の係員のところに行って何やら深刻そうな顔で相談し始めました。
いったいどういう訳だろう?少々腹が立ち始めたところ、ようやく係員が戻ってきて苦渋の表情で言うには、“那覇行の便が使用する機体の到着が遅れている関係で出発が35分遅れる” とのこと。
そのため、那覇での石垣行の便に乗り換える時間がほとんどなくなり、最悪は石垣行の便に乗れない事も考えられる、とのことでした。(搭乗予定の那覇->石垣は最終便)
一方、自分はその説明を聞いたとたん、何故かイライラがいっぺんに消え去ってしまいました。
石垣島での1~2日目の予定は何も組んでいなかったので、どうにでもなる。
どうせ天気も良くないし、那覇に一泊するのも面白そう。
それに羽田空港でゆっくりくつろぐ時間が出来たし、いいんじゃないか。
どうも、自分は多少のハプニングを面白がる性格があるようです。
ただ、旅行会社に電話して事情を話し、宿の変更が出来るよう現実的な手は打ちました。
※因みに搭乗の機体はB747-400“ジャンボ”。フライト中の機長のアナウンスによると、現在ANAで就航しているジャンボは3機のみで、寂しいことに来春中には全て退役してしまうそうです。
それ以外は特にハプニングは無く、予定通りのフライト。
席も窓側で言うことなし。まずは那覇までの空の旅を楽しみました。
ただ、那覇空港では当然ながら余分な時間は無く、那覇の雰囲気を感じる間も無く、F1のピットインのように慌ただしく飛行機を乗り換えることになりました。
※慌ただしい那覇空港の出発ロビー
こうして無事、石垣島へ到着することが出来ました。
石垣島
石垣空港は今年開港した話題の新空港なので楽しみにしていましたが、夜の9時にさしかかろうという時間なので、既に各種ショップは閉店していました。
空港見物は帰りに取っておいて、さっさと今日の宿泊先のホテルのある石垣市街へ移動することにしました。
外に出ると雨は止んでいるが蒸し暑い。石垣島に来たんだなぁ、と実感する。
しかし、タクシーがいない、というか来ない。
暫くはのんびりと待っていましたが、5分待っても10分待っても全然来ない。
他のお客さんも痺れを切らし、タクシー会社に電話し始めました。
が、自分の前に並んでいた人などは、タクシーを予約しようとしても “空港ならタクシーはドンドン来るから”と 配車係りに断られた!?そうです。
いきなり沖縄の洗礼を浴びせられた感じです。
でも確かにタクシーは次々とやって来始めました。やはりその土地でのテンポというのがあるのでしょう。
新空港は市街地からずいぶんと離れたので、他のお客さんとタクシーを相乗りすることにしました。
市街まで30分くらいかかるので、料金もそれなりになってしまいます。なので、行き先が合う人たちは相乗りしていました。
因みに同乗させてもらった人はダイバーさん。何度も石垣島には来ているそうだが、今年はすごく混んでいるそうで、いつもの常宿が予約出来なかったそうです。
暗い夜道を延々を走り、ようやく市街地入り、宿に着いたのは22時頃。
ホテルにチェックインしてゆっくりする間もなく直ぐに外に出ました。
夕食を摂る暇が無かったので何か食べようと思ったのです。
ホテルは美崎町という繁華街の目の前。
飲み屋はいくつもあったけど、食事が出来そうな店は殆ど閉まっていたし、まだやっている居酒屋は地元のお客で大盛り上がりの様子。
※建物の様式とかが独特で、街の雰囲気も独特な感じです。
なんだかんだでここまで気分的に慌ただしくやって来たせいか、今一つ地元の空気に馴染めない。
入り易そうな店を探して歩き回った結果、八重山そば のお店に入りました。
※野菜たっぷりの八重山そば は美味しかった。
そばだけでは物足りないので、コンビニでおにぎりと飲み物を買ってホテルの部屋に戻りました。
私は、このポークが挟んである沖縄ならではのおにぎりが大好きなのです。
明日の天気はどうなのだろう? 何やろうかな? と考えながらおにぎりを食べ、眠りにつきました。