自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と冬はスキーの日記です

八重山の旅 ~ 第3日目(西表島編)

波照間島から西表島へも高速船で渡りました。

この船も波飛沫を上げながら豪快に跳ねながら進んでいきます。身体の調子が悪いとかなり辛く感じると思います。

f:id:sword749:20131103131814j:plain

 

西表島についたら、ここでも港で観光バスにのり観光ツアーに出かけます。
運転手がガイドさん代りにいろいろと解説してくれながらバスは進みます。

出発してすぐ、運転手さんが「皆さんの前に珍しいものがあります」という。

f:id:sword749:20131103135555j:plain

見えているのは信号機。西表島で唯一の信号機だそうです。
本当は、信号機がある必要性は無いそうなのですが、子供達の交通ルールの教育の為に設置しているそうです。

そういえば波照間にも信号機はありませんでした。

信号機が必要ない環境での暮らしって、どうなんだろう?
信号機だらけの街で、超満員の電車で通勤する生活からは、ちょっと想像がつかないと思いました。(どっちが人間らしい暮らしかといえば、前者のような気がします。)

 

西表島といえばイリオモテヤマネコで、道の脇にこんな看板が立っています。

f:id:sword749:20131103141322j:plain

バスの運転手さんの説明によると、山猫が交通事故に遇わないよう、道路の下には山猫用のトンネルを通しているそうです。
山猫が道路を横切らなくても済むように、ということで既に島の中に数十箇所設けられているそうで、少しずつ増やしているらしい。

そのほかにも道の側溝はU字型ではなく浅いV字型に取り替えて、小動物が側溝に落ちても這い上がれるよう配慮しているそうです。

 

西表島で楽しみにしていたのは、水牛車で由布島に渡ること。
浅い海を牛車で渡っていく写真が有名なやつです。

由布島への入り口に着くと牛車が目に入り、気分が一気に盛り上がります。

f:id:sword749:20131103142009j:plain

 

しかし、牛車のすぐ向こう側には島らしきものが見えます。見た感じの距離は300m位。想像していたよりずいぶん短いです。

それでも水牛に引かれて海の上に進んでいくと格別な気分になります。

f:id:sword749:20131103142310j:plain

因みにこの時の水深(?)は5cm~10cmくらいだったと思います。
牛車のガイドさんの説明によると由布島で働いている人たちは歩いて渡っているそうです。

f:id:sword749:20131103142328j:plain

水牛はガタイも大きくて角が凄い迫力。でも外見とは裏腹におとなしいらしい。そして賢い。

ガイドさんの「はい、スタート」という声で歩き始め、「はい、ストップ」という声でちゃんと止まりました。

f:id:sword749:20131103142928j:plain

由布島の中は植物園と水牛の施設があるくらい。

f:id:sword749:20131103143245j:plain

f:id:sword749:20131103143806j:plain

f:id:sword749:20131103145713j:plain

 

自由時間も20分くらいしかなかったので、ササっと見て回って、また牛車に乗って西表島に戻ります。

帰りの水牛車では、ガイドのおじさんが三味線を弾いて歌を歌ってくれました。

f:id:sword749:20131103150824j:plain

曲はお客さんのリクエストで「涙そうそう」。三味線(サンシ)の音とおじさんの沖縄訛りの歌声を聴くと「沖縄だなぁ」と感じます。

f:id:sword749:20131103150621j:plain

※牛車の天井に歌詞が貼ってありました。

涙そうそう」を歌い終えると次は「花」。

これがとても良かった。サンシ(三味線)の音と歌詞が心に染み入ってくる。

実は「花」が流行ったときは、それ程印象には残りませんでした。
でも、今聴くと何故か歌詞が心に響く。
自分もそれなりに歳を取った、というかいろんな経験や境遇を経てきた、という事なのでしょう。

お客さんも一緒に歌っていますが、楽しそうというより、何か想いをかみしめながら歌っているような感じがしました。

水牛車に乗っている時間はほんの数分感でしたが、とても印象に残りました。

f:id:sword749:20131103151630j:plain

 

水牛車の後は 仲間川に移り、マングローブクルーズです。

川から見える景色はジャングルといった感じで、ここは他の島とはずいぶん趣が違うように感じます。

f:id:sword749:20131103162821j:plain

f:id:sword749:20131103155532j:plain

f:id:sword749:20131103161951j:plain

この根が奇妙な木は「サキシマスオウノキ」というもので、推定樹齢は400年らしいです。

 

これで西表観光は終了。

波照間と西表を効率良く回れて、ツアーというのも案外悪くはないな、と思いました。一人で参加している人も結構いるようです。

でも、それぞれの観光地での時間がきっちり決められていて、やはり自由が利かないのはちょっと不満。
いつか単独で波照間や西表に来てみたいと思います。

 

再び高速船で波に揺られながら石垣島へ。
少し疲れが出て、少々居眠りしてしまいました。

目が覚めると遠くに石垣島が見えました。港付近には高いビルが並んでいるのが遠くからも分かります。他の島とはまるで違う光景。石垣島は都会だ、と感じました。

 

石垣島に着いたら、しばし街の中をブラつきます。

今日はこの後「石垣祭り」を見物し、そこで今日宿泊するペンションの方にピックアップしてもらうことになっています。(この手はずもT夫妻が整えてくれた)

それまで商店街の中でお土産を物色し、夕食に八重山そばを食べる。
八重山そばはこれで4食目ですが、それぞれ味は少しづつ違うし、何度食べても飽きません。

f:id:sword749:20131103184920j:plain

 

腹ごしらえの後、石垣島祭りの会場に移動します。

f:id:sword749:20131103191004j:plain

祭りは沢山の人出ですごい賑わいでした。

f:id:sword749:20131103192929j:plain

それに屋台の料理がとても充実していました。
様々な麺類、汁物、ご飯類、揚げ物、BBQ...ここで夕食ににすれば良かったと思ったくらいです。

ステージでは八重山の舞踊が。静かで単調な踊りなのですが、これが見事で見入ってしまいました。

f:id:sword749:20131103193416j:plain

でも殆どのお客さんは宴会で盛り上がっていて、あまり見ていないようでしたが。

f:id:sword749:20131103193128j:plain


最後はお客さんもステージに上がって大盛り上がり。

f:id:sword749:20131103203537j:plain


ステージが終了すると花火です。11月に花火が見られるとは思ってもいませんでした。

f:id:sword749:20131103205228j:plain

f:id:sword749:20131103205331j:plain

 

花火が終わった後、ペンションの人たちと合流して本日の宿「野空海」(のぞみ)に向かいました。

車に揺られている頃、仙台では楽天が優勝を決めていました。T夫妻は大喜び。

 

今日も長い一日でした。