先日のモーターショーでいろいろなバイクに跨ってみたところ、最近のバイクはセパハンのスーパースポーツのバイクでも結構ハンドルの角度が広くて、ハンドル幅が広いんだな、ということがわかりました。
何しろ、最近はカタナしか乗ったことが無い、と言っても過言ではない状態だったので新鮮?な気づきでした。
ハンドルの幅が広い方がバイクを扱いやすいはず。
というわけで、カタナのハンドルも少し弄ってみることにしました。
とりあえずはハンドルの角度は変えず、ハンドルの長さを少し延長してみることにしました。
▲これが現状のハンドル周りです。
とはいっても、今付けているハンドルはバーとフォークのクランプ部分が一体となったものなので、バーの長さは調整することはできません。
溶接のような加工も自分では出来来ません。
ではどうするか?
実は前から思いついていたお手軽な方法があり、それを試してみることにしたのです
。
ハンドルバーの太さはΦ22mm。
22mm径のアルミパイプを適当な長さに切り、ハンドルバーの端とグリップエンド(バランサー)の間に挟み込んで長さを稼ごう(下駄を履かせる)と考えたのです。
この方法なら、気に入らなければすぐに元に戻せるし、手間も費用もほとんど掛かりません。
▲厚みが1mmの22mm径のアルミパイプを12mm位にカット。20mm径のパイプもあったので、同じ長さにカットして重ねました。どちらも過去の工作の余りものです。
ハンドルバーにグリップエンドを付ける構造はこんな風になっています。
ハンドルバーはパイプ状になっていて、グリップエンドを留めるネジにゴムかませてあり、ネジを締めこんでいくとゴムの径が太ってバーに固定されるのです。
アルミパイプで”下駄を履かせる”分だけ長いネジに変え、”下駄”の分だけワッシャーを入れてグリップエンドを組み上げます。
これをハンドルに組み付けます。
ネジをしっかりと締めこむとハンドルにガッチリと固定されました。全然グラついたりせず、思っていた以上に上手くいきました。
後はグリップの位置をずらせば完了です。
▲ハンドル延長後です。パッと見ではあまり違いは判らないですね....
左右のハンドルがそれぞれ12mm(指一本分くらい)だけ伸びただけですが、これだけでも走ってみると感覚はずいぶん変わりました。
(僅かですが、グリップの位置もライダー側に近づいて、かつ僅かに下がっています)
ずいぶんとハンドル幅が広がったように感じましたが、しばらく乗っていると馴染んできました。
街乗りなんかでは前より走り易くなったような気がします。(車線変更や交差点を曲がるときとか)
それに見た目もかっこ良くなったように思います。
簡単ですが、なかなか満足のいく改造になりました。
当面はこの仕様で走ってみようと思います。