こんばんは。久し振りの投稿となります。
今年も昨年に引き続き、北海道にツーリングに行ってきました。
元々は今年の夏はツーリングに行く予定はありませんでした。いろいろと用事があり、夏休みの半分はそれに費やされる予定だったので。
ところが、用事のスケジュールが前倒しにずれて、ぽっかりと夏季休暇が空くことになり、ダメ元でフェリーのキャンセル待ちをかけていたら便が確保できたのです。
そんな感じで、去年ほどには気合が入らず、ブログにもツーリング日記は書かない積もりでいました。
しかし、今回のツーリングは今迄で最も印象に残るものになったような気がします。
今こうしてみんな無事帰宅しているので笑い話というか楽しい思い出となりましたが、いろいろな出来事があったのです。
サブタイトルに “ツーリングは走る実験室” と付けたのはそういう出来事からきています。
ツーリングの仲間
今回も昨年同様、仙台在住のS氏と小樽で合流し、一緒に走り回ることになりました。
お互い、二年続けて北海道へツーリングに行くのもどんなものかな~と思っていたようですが、今年はどうする?なんて連絡を取っているうちに行く事になってしまいました。彼も重度のツーリング中毒のようです。
因みに、SはマシンをハーレーからカワサキのZXR1400というモンスターマシンにスイッチしております。いったいどんな走りをすることやら、ちょっと気懸かりであります。
それと、元同僚(同じ部署だった)のK氏も今年も北海道に行くとの連絡がありました。
彼も事情が許す限り毎年のように北海道に走りに行っているベテラン、というか重度の北海道ツーリング中毒者です。
他にも、幼稚園以来の付き合いで、札幌在住のN氏も偶然にも同時期に北海道をツーリングすることが分かりました。旧友のH氏が知床で釣りをやるので、そっちに顔を出して北の方を回ろうかな、といっております。
実は、わたくし、生まれも育ちも北海道なのです。もう人生の半分以上を道外で過ごしているのですが、今でも北海道とは少なからずの縁が繋がっているのです。
ともかく、類は友をよぶ、というのでしょうか。何人かの友人が同時期に同じ場所をツーリングすることが判りました。
でも、こういうのって嬉しいですね。
職業も違えばそれぞれのプライベートな環境や抱えている事情もいろいろと違いますが、みんないい年してよくツーリングなんか行くなぁ(行けるなぁ)なんて思います。
昔は仲間で一緒にツーリングというのは当たり前の事でした。
それが、だんだんバイクを降りるやつが出てきたり、乗り続けている者もいつの間にか気が付くとソロで走る事がようになっていました。
思えば、昔、学生時代なんかは、学校は違えど学生という身分は同じで、違いといえば多少金に余裕が有るかないかくらい。今から思うとフラットでシンプルな状況、関係だったんだな、と。
それが段々、木々の枝分かれのように様々な違う環境に身を置くようになり...
皆でつるんで遊びに行ったりしていたのがいつの間にかバラバラになっていきなした。
それが、またバイクにに乗り出した、ツーリングに行っている、なんて話をきくとバカやってんな~なんて言いながらもとても嬉しいです。バイクでツーリングなんて行ってる場合か、なんて思いかねない事情を抱えているやつもいるのに、みな前向きに純粋にツーリングを楽しみにしているようでした。
波乱の予感
こうしてやってきた北海道ツーリングですが、今年はいろいろな面で準備不足な状態となりました。
MSA(マルチ・スパーク・アンプ)というデバイスを取り付けたのはまだ一月程前。テストや評価が十分に出来たとは言い切れません。
また、キャブレターのジェット類のセッティングの見直しもなかなか当たりが出ず、ドタバタが続いておりました。
新しく買い揃える物はないとは言え荷物の準備もなかなか時間もなかなかとれず、出発間際まで慌ただしく過ごすことになりました。
おまけに季節はずれの台風がやってきて、北海道の天候は生憎のものとなりそうでした。
因みにSとKは夏季休暇の前に有給を取得するという荒業を駆使し、一足先に北海道へと旅立っていきました。
Kは幸いにも雨に当たらずに新潟にたどり着き小樽のフェリーに乗ることが出来たようですが、仙台から青森へ東北道を北上したSは豪雨に遭遇し、修行のような(滝に打たれているような)状態となった挙句、東北道が通行止めになってしまったとのことです。
どうもSは雨男のような気がしてなりません。昨年の北海道ツーリングの帰りも東北道で修行状態となっているはず。
幸いSもKも北海道に上陸できたようですが、後日きいたところ、Kも上陸後は豪雨に見舞われて、自慢の一眼レフカメラのレンズが水没してしまうという目にあったそうです。
多分、彼らは日頃の行いにどこか悪いところがあるのでしょう。北海道の天気が悪いのも奴等が行くからに違いありません。でも晴れ男の自分が行けば天気も回復するはずだ。
そんな下らない事を考えながらツーリングの前夜を迎えました。