AM3:30頃に目が覚めました。
いつもは朝寝坊な私ですが、このフェリーの船旅ではいつもスッキリと起きることが出来ます。
既にあちこちで起き出している人達の気配が感じられます。
▲外はまだ薄暗いです。
既に洗面所は大混雑。トイレも塞がっています。
定刻の4:30の少し前にはクルマで下船する人達の車両甲板への案内が開始されました。早朝なので、それ程テンションは高くないですが、みんな楽しそうです。
その後、定刻4:30になると徒歩での下船が始まりました。
その間ライダーはホールで待ちです。
スマホに電波が届くようになったので、メールをチェックしてみると、昨夜に仲間内でメールが飛び交っていました。元はK氏で、どうやら災難にあったらしい。
昨日の朝、小樽に上陸して稚内へ向かったらしいのですが、途中はかなり厳しい雨に降られたらしく、稚内でキャンプを張り、荷物を広げたら一眼レフ・カメラのズームレンズが水浸しになっていたそうです。
雨を予想してビニール袋に入れていたのだけれど、バッグから取り出したら袋の中にたっぷり浸水していて、タップンタップン状態だったそうです。
気の毒に。残るは広角レンズのみだそうです。
昨日の自分のトラブルもあったので、なにやら今年はドタバタしそうな予感がします。
程なくライダーの車両甲板への案内が始まりました。去年も感じましたが、昔に比べて大分待ち時間が縮まっています。いろいろ工夫、改善されているようです。
▲クルマから先に下船です。ライダー達は荷物の積み込みや出発準備に余念がありません。
準備が出来たバイクから次々と下船していきます。
下船するとSが待っていました。お互いのここまでの経緯とかを簡単に報告しあい、今日の目的地を相談する。
実は、まだツーリングのルートを決めていなかったのです。
去年行けなかった釧路や根室方面を回りたい、という目標があるものの、道北に向かう日本海側の道や宗谷もとても魅力。しかし、そっちに行ってしまうと道東方面を回る時間が不足してしまう....
因みに、今回行きたい場所、押さえておきたいグルメは、根室半島(最東端の納沙布岬)、知床峠と横断道、釧路湿原、野付半島、開陽台、多和平ぼ星空、根室のエスカロップ、帯広の本場の豚丼、釧路の和商市場のいわゆる“勝手丼”。
結局決めきれずに、当日、天候をみて決めよう、と先延ばしにしていたのです。
しかし、この期に及んでもなかなか決めきれず、迷った挙句、ようやく道東方面に向かうことに決まりました。
(二人ともオロロンラインを捨てきれなかったのです。どちらかが、道北ルートを希望したら、じゃそっち行こうか、となっていたでしょう)
そんなことしていたら、フェリーから下船したバイクはみんな走り去っていました。
どうも今回は最初から締まりの無い、ゆるいツーリングとなりそうな予感です。
<次へ続く>