朝、目が覚めたら一面霧でした。
▲左のがAさんのテント。右側が私のテントです。
聞いた話では、ここのキャンプ場には釧路の沿岸で発生した霧が流れてきて停滞するので霧になることが多いそうです。
それでも7時を過ぎると大分霧が晴れてきました。
今日は富良野への移動が第一の目的。足寄->帯広を経由して上富良野の「日の出公園キャンプ場」に向かう予定です。
明日の夜に苫小牧を発つフェリーに乗らねばならないので、今日のうちにある程度西の方に移動しておかねばなりません。ツーリングも終わりに近づいていると嫌でも実感させられるときです。
Aさんとはキャンプ場から道道に出たところでお別れ。Aさんは右に曲がって知床方面へ、私は左に曲がって一旦、標茶に向かいガソリン補給です。
ガソリンを給油してから、R274を西に向けて走っていたら、「コッタロ湿原展望台」の標識が目に入りました。先を急いではいましたが、とても興味が引かれたのでせっかくだから寄ってみるか、と標識に従い脇道に入ります。
クルマも全然通らない道路を進みます。右手には大きな草原。もしかすると湿原なのかな?と思いながら暫らく走っているとその草原に何かいました。
▲道路の直ぐ近くにいました。
丹頂鶴です。2羽なのでつがいなのかもしれません。バイクを止めてしばらく眺めました。餌を探しているようですが、やっぱ丹頂鶴は何とも動きが優雅です。
▲こんな感じの道路です。クルマは全然通らない静かなところです。
暫く眺めていたら鶴はだんだん奥に行ってしまったので、再出発。展望台を目指します。
しかし、展望台入口の道路には、この先水没のため通行止との看板がでていて、展望台には行けませんでした。まぁ、鶴を観ることができたので十分です。
この後は来た道を引き返すのではなく、このまま進んで鶴居のほうに出ることにしました。ただ、少し道に迷ってしまいました。このような道になるとツーリングマップではちょっと分かり難いのです。iPhoneの地図アプリの力も借りて鶴居に出ることが出来ました。
道道53からR273に戻り、R240に入って阿寒方面に進み、R241で足寄に向かいます。
ずっと脇目もふらずに進むつもりでしたが、そうだ!オンネトーを見ていこう、と思いついてしまい、またしても寄り道です。
今迄訪れたときは、ひと気の少ない静かな処という印象でしたが、今日は沢山の人で賑わっていました。展望台から少し離れたところでコンビニで買ってきたオニギリとウーロン茶で軽い昼食です。
再び国道に戻り足寄に向かって走りますが、今度は去年寄ったトウモロコシの直売所が目に入ったので、また休憩。茹でトウキビを頂きます。
ここも沢山のお客さんで賑わっていました。やはりお盆時期で人出が多いのでしょうか。
▲こちらには日本一巨大なラワン蕗があるそうです。
どうも休憩ばかりしているようですが、実際にはこれ以外は殆ど走りっぱなしの状態でした。
天気もすっきりとした快晴とはいかなかったけれど、青空も多くてまずまずの天気。バイクで走るには丁度良いコンディションでした。
足寄を抜けて帯広に向かいます。本当なら混雑する都市部は避けたいのですが、私は帯広の豚丼を食べたかったのです。因みにS氏も昨日「ぶたはげ」で豚丼を食しています。
帯広の中心部が近づくにつれ道の混雑は酷くなり、今までの快適な走行環境とは雲泥の差。それでもどうにか帯広駅に到着。まずは有名店の「ぱんちょう」に向かいました。
行列が出来ているだろう、とは思っていましたが、予想を上回る行列が出来ていました。いったい、どういうことだろう。
お盆時期に加え、この日は花火大会が催されるということもあり、いつもより街は混雑しているようでした。
仕方が無いので、駅中の「ぶたはげ」で食べることにしましたが、ここも長蛇の列。
何とか美味い豚丼を食べたい、との一心でスマフォを駆使して調べ、西帯広の方に「いっぴん」というお店を見つけました。しかし、ここもダメでした。
時刻は既に15時過ぎ。なんでみんな豚丼を食べにくるんだ!と我が身を棚に上げて毒づき、空腹を抱えながら富良野に向かって走ることになりました。
▲こちらは狩勝峠。時刻は既に17時。何となく寂れた感じがします。
ひたすら走り続けて上富良野の「日の出公園キャンプ場」に着いたのは夕闇が迫るころ。
駐車場にバイクを止めると、目の前にはK氏のバイクらしいCBRが止まっていました。ちゃんと直ったようです。延々とこのキャンプ場に滞在し続けてきたKとも再会でき、まずはめでたし?、です。
テントを張ったら早速フラヌイ温泉で冷泉を楽しみました。
風呂から上がった後は、S氏のこれまでのツーリング中(といっても殆どバイクを走らせていない訳だが)の経緯の話に耳を傾け、夜が更けていきました。
<本日の走行ルート>
何だかんだで、今日も386km走っていました。