自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と冬はスキーの日記です

コールマンのランタンのリフレクターを作ってみた

 今日は気持ちの良い秋晴れでした。

 絶好の行楽日和でしたが、今日は家に篭って工作をしていました。

 先日のランタンスタンドの製作に続き、MODEL226/229用のリフレクターの製作です。

 

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ランタンのリフレクター

 MODEL226/229のようなランタンは360度の水平方向に光を照らすのですが、実際の使用上ではその必要は殆どなくて、160度~180度位の方向に光を照らしていれば十分なはず。

 リフレクター(要は反射板)を背面方向につけてやれば光が必要な方向に集められ、より明るくなるのでは、と思っていました。

 

 しかし、MODEL226や229用(MODEL222も)のリフレクターって無いんです。 スタンドだけではなく、このランタンにはオプション品が全然無いようです。“テーブル・ランタン” という商品カテゴリーになっているようなので、オプションは考えられていないのでしょうか。

 

 同じコールマンでも、もっと大型のランタンにはちゃんとオプション品が設定されています。

 

 コールマン・ジャパンで出しているのは“傘”のタイプのもの。これはランタンの下側に光が向くようにするためのもののようです。

Coleman(コールマン) ベンチレーターリフレクター 170-7096

Coleman(コールマン) ベンチレーターリフレクター 170-7096

 

 

  海外だとこのようなものが売られているようです。

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Amazon.com : Coleman Lantern Reflector : Camping Lantern Accessories : Sports & Outdoors

 

 私がイメージしているのはこちらのほう。でもMODEL226/229には付きそうにありません。

 

 

リフレクターを自作

 こうなると、DIYしかないですね。

 そんなに難しいものではないでしょう。ただ、問題はどうやってランタンに取り付けるか。

 なかなか良い方法が思い浮かばずにいたのですが、ふと閃いたので作ってみることにしました。

 

 用意した材料は100m × 200mmのステンレス板。厚さは0.3mmにしました。(ステンレスって光の反射率が高いそうです。見るからにピカピカしています)

 

 あともう一つ買ってきたのがこちら。

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 まず、ステンレス板を幅150mm、高さ85mmにカットします。

 これが手こずりました。アルミと違ってステンレスは加工が大変です。

 結局、金属板もカットできるハサミで切ることになりました。厚さを0.3mmにしておいて良かったです。もっと厚かったら切れなかったことでしょう。

 

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 これだけでは、ちょっと材料が足りないので、端材を集めている箱をガサゴソ探して、丁度良いアルミ板の切れ端を見つけました。

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 厚さ1mmくらいで、幅11mmの切れ端です。

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  これを適当な長さに切り、Φ3の穴を開けてこんな形に整形します。

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 これをステンレス板の端にΦ2の穴を開けて(これも手こずりました)、作ったアルミのパーツにも穴を開けて、リベットで留めます。

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 リベットを金槌でガンガン叩けばキッチリと固定されます。リベットってなかなか便利な材料です。もう片側の方も同様にリベット留めします。

 

 次に、残ったアルミの端材でこんなものを作ります。

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 これもリベット留めして...

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 これでだいたいの形になりました。

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 では、試しにランタンに装着してみましょう。

 

 取り付けは、ランタンのハンガーの鉄棒に通すだけ。シンプルな方法です。

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 出来上がったものをランタンのグローブ(ホヤ)の大きさに合わせて曲げて形を整え...このように取り付けます。

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 良い感じに取り付けできました。

 形の微調整をして、リフレクターの角を丸め、完成です。

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 思いの外、上手く出来ました。

 アイディアが自分の手でイメージ通りの形になるのって楽しいですね。

 こんなにイメージ通りに出来上がるのだったら、もう少し仕上げをきれいに丁寧にしてやれば良かったです。(あくまでも試作のつもりで、失敗するかも知れなかったので仕上げには拘らなかったのです)

 

 

 陽も暮れてきたので、明かりを灯して試してみました。

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 正直、リフレクターの効果で正面の方向が明るくなったのかは、ちょっと分からないですね。(多分、リフレクター無しよりは明るくなっているのでしょう。)

 

 背面方向の光はしっかりカットされているようです。

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 因みに、ランタンのリフレクターについて色々と調べていたら、不要な方向に光を放つのを防ぎ、他のキャンパーの迷惑にならないようにすることも使用の目的、と書かれていました。

 そういう意味では十分に機能しているといえます。

 

 キャンプで使用が楽しみです。