テーブル製作の仕上げ、塗装です。
私は木本来の風合いが好きなので塗装しないで無垢のままも考えたのですが、今回の工作では色々種類の違う木材を使用していて、このままだとちょっと変だし、落ち着いた感じにしたかったので、ダーク系のステインで着色します。
イメージしていたのはちょっとグリーンが入った焦げ茶色で、あまり暗すぎない色です。落ち着いた感じにしたかったので、ダーク系の色、それでいて重厚過ぎない色を探しました。
それに一番近そうだったのが「オリーブ」色でした。
▲ステインは水性のものなので、嫌な臭いもないし作業が楽でした。
塗った直後は想像していたよりも黒っぽく、あまりきれいな色には見えませんでした。
が、一晩置いて乾燥させたらイメージに近い色となりました。
念のため、昼過ぎまで乾燥させておいて、仕上げのニスを塗ります。
ニスの方は油性のものを選びました。水性の方が扱いは楽なのでしょうが、以前使った水性ニスは乾燥後もベタベタした感じが消えず(今現在もです)、どうも印象が良くないもので。
ニスは一度塗りだけで留めておきました。テカテカしたゴージャスな仕上げではなく、木の質感を残した質素な感じにしたかったのです。
▲ベニヤ板も着色してニスを塗ったらよい感じに仕上がりました。こちらはニスをちょっと多めに。
▲見えない部分はこのように手抜きをしています。
ラッカー系のニスはシンナー臭がきつかったですが、速乾性のものだからなのか、2~3時間程度ですっかり乾き、臭いもほとんどなくなりました。
ニスが乾いたら、いよいよ最終組み立てです。一番楽しい一時です。塗装前に一度組み立て確認していますが、色が付くと雰囲気が変わりますね。
因みにこのテーブルは16本ものネジを使っています。木ネジも12本。これだけあるとネジを回すのも一苦労。何本もネジを回しているうちに手首が痛くなってきます
で、役に立ったのが電動ドライバドリル。
ボール盤を買うまではこれにドリルを付けて穴あけ加工に使っていたものですが、今回はチャックにドライバーの刃先を付けて使いました。あっという間にネジを回せるので楽だし作業時間の短縮にもなります。電動工具って便利だな、と改めて思いました。
これでテーブルそのものは完成ですが、もう一工夫。電源タップを取り付けます。
テーブルの上に置くのはコーヒーカップや酒のグラスだけとは限りません。
卓上ランプや電子フォトフレームを置いたり、携帯電話の充電をしたりするにもちょうど良いです。しかし、問題は電源コード。壁のコンセントから何本も電源コードが伸びてゴチャゴチャしてしまいます。
これをスッキリさせるのに電源タップをネジで取り付けました。PCデスクにタップを付けるのと同じ発想です。
手元にあった三口の小型のタップをネジ留めで取り付けました。遠慮なくテーブルにネジ穴をあけられるのも自作の良いところ。失敗したら手直ししたり作り直せばよいのですから。
これで壁のコンセントとテーブルの間のごちゃごちゃしていたコードがスッキリしました。
これで出来上がり。ベニヤ板で作った中板はティッシュやリモコンなどを置くのにちょうど良いです。
思っていた以上に上手くできました。
バイクも自作の家具も自分ならではの一工夫加えることでグッと使い勝手が良くなります。(まぁ自己満足ですがね)
大満足の工作でした。
<終わり>