自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と冬はスキーの日記です

コールマン Model400 PEAK1ストーブの再レストア

 ツーリングの記事の箸休めというわけでもないのですが、コールマンのピーク1ストーブの再レストアを紹介しようと思います。


 以前のエントリで書いたように、とてもきれいに仕上がったPEAK1ストーブですが、ツーリングから帰ってきたときにはこのような状態となっていました。

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 赤ガス使用による煤や、猿払のキャンプ場でホタテを貝殻ごと直火焼きして汁がこぼれたり、さらにはその後のキャンプで串焼きを焼いたり、とかなりの酷使をしていたので酷い焦げが付いています。まぁ仕方ないところです。

 

 それよりも問題なのはタンクの方。この惨状です。

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 ウレタン塗料の下のラッカー塗料が溶けて、いわゆる“ちぢみ”という状態となっています。

 ツーリング最初のキャンプ地の猿払でケースから出した時にこうなっていました。

 思わず “なんじゃこりゃ-!?”(松田優作太陽にほえろ 風)と罵声が出てしまいました。

 

 恐らく、ポンプやチェックバルブ等の隙間からわずかに漏れ出たガソリンが密閉されたケースの中で充満し、ウレタン塗装の傷や割れ目部分から下層のラッカー塗料を溶かしていったのでしょう。
 丸二日間程密閉状態だったのと、猛暑時期でもあったので塗料の溶解を加速させたのだと思われます。

 

 

 そういう訳で、ツーリングから帰って直ぐに再びレストア作業を行いました。

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 ファイアーボール部分の汚れはワイヤーブラシでこすり落としていきます。煤や焦げの下には錆もだいぶ出ていました。元々これらは錆びが酷かった部分で、ブラシでこすってもなかなか錆びまでは取りきれません。程ほどのところで止めておきました。

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 タンクは前回と同様に剥離剤を使って塗装を落としました。

 せっかくなので、前回はそのままにしていたタンクの凹みを埋めてきれいにすることにしました。

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 最初は適当なパテで窪みを埋めてみましたが、食いつきが悪くNG。どうしようかな?と考えていたらハンダで埋めることを思いつきました。

 

 フラックスを塗布して通常のハンダ付けの要領で窪み部分にタップリとハンダを盛っていきます。

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 金属同士だけあってしっかり密着。ヤスリで成形したらきれいに仕上がりました。

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 <塗装編に続く>