先日、カタナのトップブリッジの加工を行いメーターの取り付け方法を変更しました。
“先日”といっても作業したのは9月なのですが。
最近はすっかりブログを書くのを怠けるようになってしまい、8月のツーリングのレポートを11月に突入してようやく(半ば強引に)書き上げたくらいです。
今後も季節はずれ、ずいぶん過去の出来事を掲載していくと思いますがご了承下さい。m(__)m
さて本題です。
私のカタナのステム/トップブリッジは1989年式GSX-R1100(GV73)のもの。
残念ながらカタナのスピード/タコメータをそのまま取り付けられる構造にはなっておりません。(メーターを取り付けるためのネジ穴の位置が違います)
▲一見、ちょうど良さそうな位置にネジ穴があるのですが...
▲このように若干位置が違っています。トップブリッジに取り付け穴を新たに開けようにも、この状態ではちょっと無理。*1
まあ、他車種のパーツを組み合わせるのですから仕方ない事ですが。
そのため、今まではステー(というかブロック)を介して強引にメーターを取り付けていました。
▲あまり良い写真が無かったのですが、赤丸で囲ったのがメーター取り付け用のブロックです。
今までずっと乗ってきて問題は無かったのですが、どうしても余分なパーツを使って取り付けているので整備性はあまり良くないし、気分的にもスッキリしないです。
もうちょっと何とかしたいなぁと思いつつも良いアイディアは浮かばないし、他の箇所の整備とかで忙しくて月日だけが経っていました。
それがついに作業に取り掛かることになったのは、良いアイディアが浮かんだ、というより良い材料が見つかったからです。
それはこれ。 GM-8300というメタルパテです。
▲外箱の隅にはサンプルが貼り付けられています。
これでトップブリッジの裏側をパテで埋めてネジ穴をあけ直すことにしました。
パテで埋める、というのは今までも考えたことがあるのですが、一般のパテだとやはり強度や耐久性に不安があるので見送っていました。
しかし、このGM-8300はそこらのホームセンターの自動車用品コーナーで売っているパテとはモノが違います。
硬化すると金属並みの強度を発揮し、-40℃~220℃という耐熱性能、ガソリンやオイル耐性も備え、接着力も超強力。エンジンの欠けたフィンを再生したり、割れたクランクケースの補修、ネジ山の再生など様々なところに使われている実績があります。
Amazonのユーザーレビューも非常に高い評価。
まるで丁Vショッピングのプロモーションみたいな驚きの声の称賛が沢山寄せられています。これらの評価で使う気になりました。
因みに製造元のWEBサイトはこちら(↓)です。
ちょっと微妙なデザインのサイトなのですが、特徴や用途や使い方、性能についても曲げ強さ、引っ張り強度、圧縮強さ等々の数値が並べられており製品に対する自信が伝わってきます。(残念ながら私の知識ではスペック値をみてもピンとこないのですが)
なお、こういった高性能な金属補修用のパテとしては「デブコン」(Devcon)というのも有名です。様々な用途や特性に合わせたものを幾種類も販売しているようでこちらも興味深いです。
金属パテの話だけでずいぶん長くなってしまいました。(それだけ気に入りました)
次回はこの金属パテを使ってトップブリッジを加工するところを書こうと思います。
*1:このトップブリッジは中古品で入手しました。ノーマル状態ではいろいろと突起物があるのですが、前オーナーがカスタム用に余分なものは削り取ったようで、大分スッキリした状態で入手しました。