先日書いたトップブリッジを加工したとき、クラッチワイヤーの補修もしました。
トップブリッジの組み付けをしているとき、周りのパーツも点検していたらクラッチワイヤーが切れかけているのに気が付いたのです。
まだワイヤーの束の2~3本程度が切れているだけですが、早めに手を打っておきます。
切れかけているのはクラッチレバー側のタイコ(ケーブルエンド)の根本部分。
ワイヤーを全取り替えではなく、切れかけている部分でワイヤーをカットして新たにタイコをつけてやることにしました。
要領は以前作成したアクセルワイヤーと同じです。
6mmの太さの真鍮棒を適当な長さに切り、真ん中に穴を空けてワイヤーを通してハンダ付けするだけです。
▲ワイヤーの太さは2mmくらいなので、2.2mmのドリルで穴を空けます。
▲ワイヤーを通してハンダ付け。ワイヤーは先を少しほぐしてハンダで埋めます。タイコの前に樹脂カバーを通しておくのを忘れずに。
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ヤスリで先をきれいに整形して出来上がり。
少しワイヤーが短くなりましたがケーブルの長さを調整するアジャスターを一杯に縮めたら間に合いました。
この補修をしたのは9月のこと。それから2ヶ月以上経ちますが問題は無し。
ワイヤーをASSY交換すると数千円くらいすると思いますが、今回の補修費(材料費)は数十円程度。
コストパフォーマンスの良いメンテナンスでした。