先日書いた1100カタナに取り付けたFCR39(39Φ)のセッティングで、書き漏らしていたことが一つありました。
<5回目のセッティング>
キャブの同調調整をしたら、とてもエンジンがスムーズになった。反面、1/8~1/4位がスムーズだけどトルク感が無いのが不満に感じるようになった。
試しに#OCEMPにもどしてみたら、振動も出ないし、こっちが良い、となりました。振動は同調がとれていない事も原因なのだなぁ...
- SJ : #50
- ニードル : #OCEMP(上から3段目)
- MJ : #150
- PS : 5/6回転戻し
- AS : 1-2/6回転戻し
までしか書いていませんでしたが、この後でニードルの太さを違うものでものにして試していました。
上記の“5回目のセッティング”でも十分満足なのですが、アクセルの開度が1/8~1/4位のパートをもう少し力強くなったら良いな、と考えて一つ細いニードルに換えてみました。(#OCEMP → #OCEMN)
もちろん手持ちには無いので新たに購入です。(一本400円ちょっとで4本必要なので消費税入れると2千円弱。やはり4気筒エンジンのセッティングはコストがかかります (^^;
スロージェットやメインジェット、エアスクリューの戻しとかそれ以外のセッティングは変えずに、単にニードルを入れ替えただけ。
<6回目のセッティング>
- SJ : #50
- ニードル : #OCEMN(上から3段目)
- MJ : #150
- PS : 5/6回転戻し
- AS : 1-2/6回転戻し
結果は、狙い通り1/8~1/4位のパートが少し力強くなった感じ。反面、吹け上がりは若干重たい感じに。
もっとも体感できる変化の度合いは僅か。あくまでもニードル変更前と比較してのはなし。変更前と変更後、どちらでも問題ないと思えるレベルで、好みの差ともいえる程度の違いでした。
この変化の違いの少なさもFCR35と大きな違いです。FCR35では変化が大き(極端)過ぎてどちらを選ぶか迷いました。そういう意味でもFCR39の方がより適正な口径サイズなのでしょう。
ただし#OCEMNにしてから燃費は着実に悪くなり、17km/Lくらいだった燃費が14km/Lくらいに落ちました。ちょっとこれにはガッカリ。普段多用しているアクセル開度1/8~1/4のパートの燃料がより多く供給されるようになったので当たり前といえば当たり前です。
パワーフィーリングはあまり違いは無く、どちらかといえば#OCEMPの軽く吹け上がるフィーリングが好ましく感じたこともあって、結局ニードルは#OCEMPに戻すことにしました。
折角新たに買ったニードルですがすぐにお蔵入り。まぁキャブのセッティングを突き詰めていくには仕方が無いです。“これはちょっと濃すぎる/薄すぎる”というところまで試さないと最適なものが判らないので。(またいつか使うときも有るかもしれないので大事に取って置きます。)
<追記>
ニードルのクリップの段数の数え方は上から数えるようにしているのですが、一部下から数えた数になっている箇所があったので修正しました。(2016.7.24)