前回書いたように、SHUREのイヤフォン(E2c)を修理したものの完全には修理できませんでした。
こうなったらコードを完全に作りかえるしかない、と決心し、材料(シールド付きのコードとか)を求めに秋葉原電気街に出かけてきました。今や秋葉原といえばメイドカフェやらAKB48とかの印象が強い街ですが、やはり電気部品を買うのならこの街が一番(関東近辺では)ではないかと思います。
結論から先に書くと、SHUREのE2cは断線だけの問題では無かったようで、コードの付け替えを行っても正常に音が鳴るようにはなりませんでした。どうやらドライバーそのものが壊れていたようです。(そういう訳で修理は途中で諦めました)
しかし、その秋葉原に行ったときにある店でこれは良い!と思える道具を見つけました。
これ↓です。小さいワニ口クリップが二つ付いていて自在に向きを変えられ、拡大鏡(要は虫眼鏡)もセットになっているものもあります。
なんとなく昭和の香りを感じる(学校の理科の実験室とかにありそうな)道具ですが、小さな部品のハンダ付けなどにはうってつけの品です。
これは良いなと見ているうちに、どこかで見覚えがあるのに気が付きました。
確か、よくお邪魔させて頂いているオレンジさんのブログで紹介されていたような...帰宅して過去の記事を探してみたらやはりありました。
自分もしっかりその記事に“興味深いツール”などとコメントを書いていました。
今迄実物を見たことは無かったこの道具、「ツールツール クリッパー」という商品のようです。(なぜ“ツール”を2回続けているのか謎ですが)
サイズやクリップの数(クリップが3つの物もありました)、拡大鏡の有無等いくつかバリエーションがあるなかから、小さい方の拡大鏡が付いているものを買うことにしました。値段は税込み1,250円。思いの他求め易い値段です。
もちろん、当初の予定であるコード類も購入したのですが、この「ツールツール クリッパー」見つけた事が一番嬉しかったです。このように店を見て歩いているうちに思わぬ物を見つけられるのがリアル店舗での買い物の楽しいところ。(特に秋葉原のような混沌としたところでは)
因みにこの商品、このお店だけでしか売っていないのだろう、と思ったら他でも売っている店が幾つかありました。半田ゴテのスタンドが付いたものもあったり。有る所には有るものなんだな、と思いました。
帰宅して早速「ツールツール クリッパー」でイヤフォンの半田付けです。
▲どこか懐かしさを感じるアバウトな梱包。
▲なんだかロボットみたいで愛嬌を感じます。
これは良いですね。クリップが二つあるので半田付けの対象物を手で持つ必要が無く、作業を半田ゴテのみに集中することが出来ます。しかも拡大鏡で細かい部分も良く見えるし。
イヤフォンのドライバー部の半田付けも楽に出来ました。
結果は前述したとおり残念ながら修理はなりませんでしたが、良い道具を手に入れられたので満足です。これからの工作の幅が広がりそうです。
追伸:
”リアル店舗での買い物の良いところ”と書きましたが、やはりちゃんとネットでも売っていました。
ただ、ネットで商品を買う場合、“手掛かり”が無いとダメなんですよね。“ツールクリッパー”という商品名が分からなければ商品を見つけることが出来ないわけで。
自分のアシで歩いて探すのは楽しい反面空振り終わることもあるし。
買い物には多少のハードルがある方が楽しいのかもしれません。