自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と冬はスキーの日記です

シフトのリターン・スプリングとクラッチ・スプリングの交換~其の4

 クラッチを組み上げる前に部品の状態を確認しておきます。

 

 クラッチ板のフリクション・プレートの厚さは、大体2.5mm位。十分な厚さがあります。

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 ドリブン・プレートの方は2.2mmくらいでした。

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 クラッチスプリングですが、古い方のは39.7mmくらい。

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 それに対し新品は41.2mm位でした。

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▲左が新品、右が古いスプリングです。

 

 だいたい1.5mm位縮んでいました。たった1.5mmのヘタリではありますが、40mm少々のスプリングでは結構大きいです。

 

 

 


 さて、組み付けで気を付けるのはナットやボルトの締め付けトルクです。

 クラッチのセンターナットの締め付けトルクは6.0kg/mが指定とのことですが、締めてみると随分弱いトルクに感じます。

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▲緩み防止のワッシャーをまず入れて...

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▲ナットをトルクレンチで絞めてワッシャーの端を起こします。

 


 他メーカーではもっと高いトルク(8kg/m~10kg/m)で締めるようです。ということで、少し高めの6.5kg/mほどで締めてみました。

 
 ナットは対策品では無く純正品をそのまま使ってみました。(現状では緩みは発生していなかったので)

 果たして緩みが発生することがあるのか…様子を見てみようと思います。

 因みに純正のナットのソケット・サイズは32mm。対策品(GSX-Rのもの)は30mmでした。

f:id:sword749:20160628201258j:plain▲左がノーマル、右が対策品(GSX-Rのナット)です。

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 クラッチスプリングをとめるボルトの締め付けトルクは11-13N・m。

 この締め付けトルクはクラッチレバーを引く重さに直結するようで、きつく締めすぎるとクラッチが重くなってしまうそうです。

 試してみたところ確かに変わりました。せいぜい1/8~1/4回転程度の違いなんてすが、驚くほど変わりました。

 


<参考にさせて頂いたサイト>

 今回もいろいろなサイトを参考にさせて頂きました。

 GSX1100S クラッチの繋がり方 | カタナいじり日記

 カタナ月記

3monthriding.blog.fc2.com

 

 其の4に続きます。