シフトのリターン・スプリングを交換してもシフト・チェンジ(アップ時のみ)のペダルの戻りの悪さは改善しなかったのですが、原因はエンジンオイル*1のようでした。
といっても今使っているオイル(GulfのBLAZE)の質が悪いという事ではなく、オイル交換のやり方が問題だったようです。
前回のオイル交換では、“冬眠明け”ということで、しばらく(数週間)エンジンをかけていない状態でオイル交換をしました。
エンジンが冷えた状態ではオイルの流れが悪い=ちょっと時間を要するだけで、むしろオイルがオイルパンに落ち切っているのでしっかりとオイルが抜けるはず。
それにエンジンの熱で火傷をする心配もないので作業も楽で良い事ずくめ。確か前々回のときもエンジンの冷間状態でオイル交換をやったような記憶があります。
思い返せばシフトの動きが渋くなってきたのはそれ以降。
何故だろう?と考えたところ、
- 交換時期のオイルには汚れ(スラッジや金属粉や水分とか)が含まれている。
- 汚れが全てオイルフィルターで濾過はされず、ミッションの部分には汚れが残っていたりする。(オイルがフィルターまで十分に循環していない??)
- 走行中、汚れはオイルの中に撹絆されているけれど、エンジン停止状態ではだんだん沈殿していく。
- だとすると…エンジンを止めて時間が経った状態で抜いたオイルは上澄み”のきれいな部分だけで沈殿している汚れは十分に抜けずに残っていたのではないか?
との推測に至りました。確かに前回交換時は“あまりオイルが汚れていないなぁ”なんて思った記憶があります。走行距離が短め(2千kmちょっと)なんでこんなものか、と。
これはちゃんとオイル交換をやった方が良さそうだ、という思いが段々強くなり、前回の交換からまだ1,700km程しか走行していないですが、改めてオイル交換を行いました。
まず、近所を15分程グルグル走ってエンジンもミッションも十分に温めてからオイルを排出。
出てきたオイルは期待どおり(?)どす黒く汚れていました。
オイルフィルターは前回に交換していますが、多分これも真っ黒に汚れているだろうから交換だな、と開けてみると殆ど汚れておらず。走行距離相応かもしれませんが、こんなものだろうか?とちょっと疑問にも思います。
交換後の試し走りで数十キロ走ってみると、明らかにギアチェンジがスムーズになり、シフトアップ時のペダルの戻りも改善されてきました。
今までずっと何気なくやっていたオイル交換ですが、やり方次第で結果はずいぶんと違うのだな、と思いました。