自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と冬はスキーの日記です

2016年北日本周遊の旅~周遊2日目

 朝5時過ぎに目が覚める。

 空模様は曇り空だけどまずまず。予報では徐々に天候は崩れて明日は少し雨が降ることになっているけれど、今日のところは天気は持つだろう。

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 今日の予定は知床への移動。でもその前に宗谷岬宗谷丘陵に行くことに。やはりここまで来て宗谷丘陵をスルーして旅を進めるのは勿体無いです。

 

 出発前に昨年大いに感激した国道を横切る地下歩道の壁画を見に行く。やはり素晴らしい。意外とS氏も凄い!と感動していた。

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 宗谷岬に到着するとまだ朝も早いのに既に大勢の人が訪れていました。空には厚い雲が広がってきて天候的にはいま一つなのが残念。

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 岬の目の前にある食堂「最北端」で朝食。ホタテ塩ラーメンを食べる。ラーメンもホタテも美味しかった。

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▲左端の白い建物が食堂です。


 食べ終わった後お店の主人と少し世間話。最近は海外からのお客さんもすごく増えたそうで、いろいろと面白いエピソードを話してくれた。


 食事の後、隣の土産物屋さんを物色。ここはライダー向けの格好良いステッカーが置いてあります。今回はこんなのを買ってみました。

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 続いて丘陵へ。バイクのスピードを落として雄大な風景を眺めながらゆっくり進み、おっと思う場所では止まって眺めたり写真を撮ったり。広大な丘陵の真っ只中にいる感が良いです。

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▲どうも写真では雄大さが表現しきれません。

 

 そうやって走りながら展望場(?)というか広い駐車場へ。

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 ここよりも今見てきた風景の方が良かったかも、とか思いながら佇んでいたら、観光バスが一台やって来ました。

 この丘陵もメジャーな観光地になりつつあるのでしょう。ところがお客さんがドヤドヤと降りてきて写真を撮りはじめたと思ったら、すぐにバスに戻りあっという間に走り去ってしまった。この間せいぜい3分くらい。なんとも忙しない...あっけにとられてしまった。

 

 宗谷丘陵からは国道ではなく道道889号線を通ってオホーツク海側に出ました。

 この道は景色良し、路面コンディション良し、交通量が少ない、と大変気持ちの良い道。丘陵を下るにつれ周囲は草原から森林へ徐々に変化。この辺は風が強くて吹きさらしの丘陵の頂は木々が育たないのでしょう。

 

 この後はエサヌカ線へ。一直線の道は北海道に沢山あるけれど、ここは独特な雰囲気があると思います。一気に走り抜けてしまうのが勿体無く、他のライダー達も思い思いの場所でバイクを止めています。ヘルメットをとると風の音しか聞こえず本当に静か。

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▲道から海岸の方に降りるとちょっとした原生花園でした。

 

 

 その後は特に見たいところや寄りたいところが有るわけではないので、ひたすら道東に向かって走ります。

 毎度の事なのだけど、ここから網走までの区間が何故か詰まらなく感じます。景色が平凡(に見える)なところが多い上、道も単調で退屈してしまうんです。

 おまけに宗谷から離れるにつれ天気はどんどん良くなってきて暑すぎるくらいになってきました。

 興部で給油したとき、GSの隣に「興部アイス」(アイスクリーム屋さん)があるのをS氏が発見。スイーツ休憩を取ることに。

 「興部アイス」はミルクの風味たっぷりでとても美味しかった。ただ暑さのせいかたちまちアイスクリームが溶け始め、ポタポタと地面に垂れてしまう。それだけ水分よりも乳脂肪分が多いということだろうか。(写真は撮り忘れました。というか暑さで撮るのが面倒だったのです)

 その後も暑さは続き、徐々に疲労が増していき集中力を保つのが難しくなってきて
ついにサロマ湖傍の道の駅「愛ランド湧別」にピットイン。

 あまりにも眠かったので、クーラーの効いた休憩所の椅子に座っていたら気を失うように眠りに落ちていました。目が覚めて寝ていた事に気付いたくらい。でも10分程度の睡眠でしたが頭はスッキリしました。

 疲れているのは自分達だけでは無いようで、バイクから降りるときにヨロヨロと立ちゴケしてしまう人も。それだけ暑い日でした。

 この時点で既に時刻は15時を回っていたので、今日知床へ向かうのは止め、宿泊地は網走の呼人浦キャンプ場とする。やはり今日もスケジュールは狂ってしまった。まぁ、宗谷に向かった時点で薄々予想していたことでしたが。

 

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▲単調なルートとはいえ、このような雄大できれいな風景も見れたりします。

 


 キャップ場は意外と空いていました。ただ、空は晴れているけど風が強いのがちょっと気になるところ。

 テントを張り終わったのは17時半も回ったところ。近くの「網走観光ホテル」の日帰り入浴の受付終了は18時なのでちょっと間に合いそうも無い。

 そこで先に網走の街で夕食を食べ、そのままバイクで入浴ができるホテルに向かうことにしました。荷物を積んでいないバイクの軽さはちょっと新鮮に感じました。

 食事はもちろん「ホワイトハウス」。少し迷いながらも到着。安くてボリュームたっぷり、味も良し。店内も落ち着ける良い雰囲気の洋食屋さん。2013年に訪れてS氏も自分も大のお気に入り。

 今回自分はビーフステーキとトンカツのセットのメニューを選ぶ。Sは前回と同じく「ビーフステーキとコンビ丼」

 

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▲このボリュームで1,200円位だったはず。ちょっと分かりにくいけど“ビフテキ”は2枚(3枚だったかな?)です。嗚呼こんな店が近所にあったらなぁ...

 

 

 美味しい料理をお腹一杯食べ、満ち足りた気分で網走湖の湖畔にある「網走湖荘」へ。とても立派な温泉旅館ホテル。「大浴場」は名前のとおりの豪華さ。内湯は大きな湯船が3つほどあり、露天風呂も広くのびのびできて気持ちが良い。このまま泊っていきたいくらい。全部キャンプ泊ではなくて一日こういう宿に泊まるのも悪くないよなぁ、などとS氏と話す。


 風呂上がりにバイク乗るのは面倒だ、などと言いながらキャップ場に戻る。風はすっかり治まっていて穏やか。湖の波音を聴きながらのんびり取りとめも無い話をしていたけど、疲れと満腹感からかまたしても寝落ちしてしまい、S氏に“寝ましょう”と起こされ目が覚める。

 という訳でシュラフにもぐりこんで本格的に就寝。

 振り返ってみればなかなか充実した一日でした。

 

 本日の走行距離 : 350km