自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と冬はスキーの日記です

衣類用アイロンでスキーのホットワクシング

 昨日、長野に住んでいるかつての職場の後輩とスキーに行ってきました。

 場所は後輩君おすすめの「白馬五竜スキー場」。天気も良く気持ちよく滑ることができました。

 

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▲丁度日差しの具合で向こう側の山(多分「八方尾根」ではないかと思います)の山肌がコントラストくっきりでとてもきれいでした。また空が実にきれいでした。

 

 

 このスキー行きに先立ち、スキーのメンテでホットワクシングというものをやってみることにしました。アイロンを使ってワックスを塗りこむやつです。


 前からホットワックスには興味がありましたが、スキー用のアイロンとかいろいろと道具が必要です。

 バイクのメンテで使う工具同様、闇雲に買って工具箱の肥しになっては勿体無い。まずはお手軽に試してみる方法は無いだろうかと思っていたら、衣類用の普通のアイロンでも出来るのでは?と思い付きました。

 ネットで検索してみると結構皆さんやられているようで、沢山の情報が出てきました。

 どうやら衣類用のアイロンで無理ということは無さそう。

  • スキーのワックスがけに使ったアイロンは衣類には使えなくなる。(アイロンに付着したワックスが衣類についてしまう)
  • スチーム機能付きはアイロン面のスチーム穴が邪魔。(ワックスが穴に入ってしまう)
  • アイロン面のテフロンコーティングは剥がした方が良い(ワックスペーパーを使えば剥がさなくても平気との意見も)
  • アイロンの温度を適温に調整できること。(熱すぎると板を痛めてしまう。ワックスにもよるけど90℃~110°Cくらいが適温らしい)

 ということで、使わなくなった古いアイロンや安物のアイロンを買ってきて使うのが良いそうです。

 

 ちょうど、買い物のついでに立ち寄った家電量販店でアイロンコーナーを見てみると、携帯用の小さなアイロンを見つけました。「pieria」というブランドのDMA-04というモデル。

 スキー板に使うにはピッタリの大きさ。スチーム機能が無いのも好都合。温度の調節機能も無いですが、お値段は980円と手頃だったので購入することにしました。

 その足でワックスやワクシングペーパーとかも入手して準備万端。

 

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▲開封して実物を手にとって見るとかなりテープな造り。電源のON/OFFスイッチすらありません。100円ショップで売られていていそうな商品だな、と思いました。

 

 

 と、ここまでは良かったのですが、何気なくこの商品のAmazonのユーザーレビューを覗いてみたら、驚きの評価の低さ。

 “開封したとたんにハンドルが外れた”なんていうものありましたが、一番の問題は発熱不足。どうもまともに衣類のアイロンがけも出来ないくらいパワーが弱いようです。

 

ピエリア ミニアイロン DMA-04BL

ピエリア ミニアイロン DMA-04BL

 

 

 まさに100円ショップの商品レベル、というかそれ以下のようです。(今の100円ショップの商品の品質や性能は結構上がっていますから)

 

 

 とりあえずワックスがけをやってみると、ワックスをアイロン面に当てると溶けるのですが、スキー板にアイロンを当てて塗り広げようとすると直ぐに熱が奪われてワックスが固まってしまいます。

 アイロンをスキー板に当てて少し塗り広げては離して温度が回復するのを待ち、という要領で何とかワックスを塗ることは出来ましたが、随分と時間がかかりました。

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 ただ、ちゃんと温度を保てるまともなアイロンであれば衣類用でもスキーのホットワクシングは十分にできるな、とは思いました。このアイロンももう少しパワーさえあれば良かったのですが。

 

 とはいえ、やはりアイロンはちゃんとした物を入手した方が良さそうです。スキー用のはどんなのがあるだろうかとAmazonを眺めていたら、こんな商品を見つけました。

 

UNIX(ユニックス) ワキシング・ミニアイロン USB09-55

UNIX(ユニックス) ワキシング・ミニアイロン USB09-55

 

 

 何というか、大きさをいい形状といい、とても似ています。ユーザーレビューの内容もそっくりの低評価(というか悪評価)。

 こういうのは売っちゃいけないですね。

 

 

  ※因みに、分解してみたらこんな構造でした。

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