すっかり暖かくなり、また花粉の飛散も収まってきていよいよバイクシーズンの幕開けです。
今日はカタナの冬眠明けのメンテナンスを行いました。本当は先週の週末にやりたかったのですが生憎の天気で整備作業は見送りました。
まずは、エンジンオイルの交換から。交換前に近所を一回りしてエンジンオイルを温めます。
因みに、3か月ぶりのエンジン始動でしたが、むずかることなく直ぐに掛かりました。
前回(去年の秋)のオイル交換ではオイルフィルターを交換していなかったので、今回はフィルターも交換します。
オイルはいつものGULFのBLAZE(15W-50)です。カタナのエンジンとの相性は良さそうで気に入っています。
今日はエンジンオイルの交換の他、フロントフォークのオイルも交換します。
フォークを外す前に突き出し量を確認。凡そ16mmの突き出しでした。
フォークのオイル量も確認します。スプリングを抜きフォークを一杯に縮めた状態でメジャーを200mm差し込みオイルが付着した位置(フォークインナーチューブの上端からの油面の高さ)を確認します。
35mm位の所までオイルが付着しているので油面高さ165mmくらいということになります。もう片側が170mmくらいでした。
前回の整備では130mmの油面高さにしたはず。30~40mmくらい油面が下がったということは、オイルが漏れたのかそれとも油面調整したときにまだ空気が混入していたのか?
因みに2年経ったオイルは真っ黒。元々はイチゴシロップのような鮮やかな赤色でした。
▲スプリングから流れ出ている黒いのがオイルです。
今回は油面の高さを150mmに下げてみました。
フロントフォークはもう少し柔らかくても良いかなと思っていたので、油面を下げてエアバネの踏ん張りを少し減らしてみようという考えです。
また使ったオイルはKAWASAKIの「KHL-15-10」というオイル。前回使ったオイル(同じくKAWASAKIの「G-5」)よりもう少し柔らかいオイルです。一番柔らかい部類のオイルです。
▲こちらのオイルは無色透明です。
フォークの組み付けの際に突き出し量は2mmほど増やして18mmにしました。それに合わせてリアサスペンション長も2mm縮めて少し車高を下げてみました。
去年リア・サスペンションを交換してセッティングした結果、少し車高が高目になってしまったので、少し下げてみようかと考えていたのです。(ハンドリング云々というより多少でも足付きを良くするのが目的です)
今日は強風に加え途中でにわか雨に降られたりもしましたが、フォーク組み付けのアライメントも調整し、無事仕上がりました。
あとはFCRキャブレターをバラしてクリーニングと状態のチェックを行えば大丈夫でしょう。