バイクで考えておかねばならないトラブルの一つがタイヤのパンクだと思います。
そうめったにパンクすることは無いと思いますが、万が一を考えてカタナにはパンク修理キットと小型の手押し式の空気入れを何時も積んでいます。
ツーリングで人里離れたところでパンクしたら…JAFを呼んでも到着は何時になることやら。やはり自力で修理できるよう備えは必要だと思っています。
▲カタナに積んであるパンク修理キットと空気入れ。ノーマルのカタナには殆ど荷物を積載するスペースが無いですが、私はシート下に荷物を収容スペースを自作しています。
このパンクの穴を塞ぐ修理キットは何度か使ったことがあるので良いとして、問題は空気入れ。
これはバイクに積める大きさの制約から選んだのですが本来は自転車用。タイヤの空気をちょっと補填する程度なら事足りますが、パンク修理ではタイヤの空気は殆ど抜けてしまうはず。
果たしてこんなチャチなもので空気を入れられのだろうか?当初から大きな疑問を感じながらも、今まではこの疑問に目を逸らしてきました。
しかし、昨年タイヤ交換を自力でやった際、空気の充填をこのようなちゃんとしたポンプ式の空気入れでやろうとしたのですが、十数回ポンピングしただけで息は上がり腕や腰が鉛のようになり、厳しい現実を突きつけられました。(20代のような無限の体力があれば可能だとは思いますが)
▲写真左側に写っている携行用ではない普通の自転車用空気入れ。
どう考えても水鉄砲のような小さな空気入れでは役に立ちそうもありません。
小型のエアボンベという手がありますが、当然ながら使えるのは1回きりで失敗したらと考えるとちょっと心もとない。
他に良いものは無いだろうか?と探してみたところ、丁度良いものを見つけました。
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クルマのシガーソケットから電源を採る電動空気入れがカー用品店で売られていますが、その小型版。寸法は108 x 95 x 47mmでこれならバイクに積めそうです。
これは理想的とポチッと注文。届いて早速テストしてみました。
因みにカタナにはツーリング中にデジカメの電池や携帯電話の充電を出来るよう、シガーソケットを接続できるよう工事済みです。やはりシガーソケットがあると何かと便利です。
電源ケーブルの長さは3mほどで十分な長さ。反対にタイヤのエアバルブに接続するエアホースの長さは 10cmほどしかありません。本体がコンパクトなので仕方無いです。
▲黄色いのが電源スイッチ。エアゲージも備わっています。手持ちのゲージで測定し直してもそう違いは無かったです。
本体にはLEDランプが付いていました。ON/OFFのスイッチは無く、電源が供給されると点灯しています。正直あまり必要性は感じませんが。
タイヤのエアバルブにしっかりと接続してスイッチON。カンカンと意外とけたたましい音をたてて動き始めました。
今回はテストだったので(それとご近所に遠慮して)動かしたのは30~40秒くらい。タイヤの空気圧は2.4kgfから2.6kgfに上がりました。試したのはフロントタイヤだったので、リアタイヤをほぼゼロから空気を充填するとなると、かなりの時間がかかると思います。
取説には15分以上の連続使用はしないように書いてあるで、休みを挟む必要があるかもしれません。(15分間の冷却時間が必要とのこと)
問題は耐久性ですね。バイクに積んでいて走行中の振動で故障しないか。たまに動かしてみて点検しておこうと思います。
▲このようにシート下のスペースにも余裕で収まります。(手押し式の空気入れはもう積まなくて良いですね)
でも、あの手押し式の空気入れに比べれば遥かに実用的。 ツーリングの備えとしては一安心です。