以前、サンポールによるピーク1ストーブの錆び落しについて書きましたが、それと併せて実施した “燃料溜め”材の交換についてです。
前にも書きましたが、錆び落しをしたピーク1ストーブは、他のピーク1ストーブに比べ燃焼の安定が悪く、どうもバーナースタンドに問題があるようでした。
バーナースタンドは錆びも酷いし交換した方が良いかな、なんて思っていたところ “燃料溜め”という部材が販売されている事を発見。
もしかしてこの “燃料溜め” 材の劣化が燃焼の不安定の原因ではないか?と考え
交換してみることにしました。バーナースタンドを丸ごと交換するより安上がりですし。
▲矢印で示している綿っぽいのがそれです。
購入は「NorthField」というショップから。「NorthField」はコールマンのランタンやストーブのリペアやパーツ販売を行っている専門店。
そもそもこの“燃料溜め”材はコールマンからは交換部品として売られてはいなくて、このショップの独自商品。コールマンのオリジナルとは材質が違うらしいですが、本家で売っていない部品まで商品化するとは凄いです。
交換は簡単。
バーナースタンドを燃料タンクに固定しているビスは外し、
古いこの“燃料溜め”をマイナスドライバーの先やピンセットなどで取り出し、
新しい“燃料溜め”材をこの用に水平に入れ、
燃料パイプに沿って回すように入れます。反対側も同様に入れます。
"燃料留め”は隙間に押し込んであるだけなのでこれだけです。
早速組み立てて試験燃焼。
着火、初期燃焼は問題なし。というか燃焼が安定するのが早くなったのがはっきり判りました。
最初赤かった炎はすぐに青白くなり、火力レバーを一番弱くしても燃焼の調子は崩れず。以前はここまで安定するまではかなりの時間(2分くらい?)がかかったはず。
煤もほとんど出ません。赤ガス*1なのにまるでホワイトガソリンで燃焼しているかのよう。
そしてジェネレーターやバーナースタンドが十分に熱せられると、今までよりもトロ火か出来るように。
こんなにも調子が良くなるとは。"燃料留め”は大事なパーツのようです。燃焼の調子が悪いコールマンのガソリンストーブはこれを換えてみると良いと思います。
調子が良くなってますますこのPEAKIストーブに愛着がわきました。
*1:自動車用レギュラーガソリンのことです。