先日書いた大黒、本牧の海釣り公園に行った時の事。今回もちょっと面白い食事処を見つけました。
大黒埠頭から本牧埠頭に移動する時に昼飯時になったので、何か無いかな?と探してみたら台湾料理のお店を見つけました。
余談ですが、この辺りはマンションが沢山建っているのですが、通りを歩く人の姿は日曜というのに皆無といっていいくらい見かけません。やはり船乗りが多く住んでいて航海にでている間は不在、だからなのでしょうか?
またコンビニとかファーストフード店とか街でよく見かける店というものも目につきません。
とにかく生活感が感じられないちょっと不思議な感じがする街です。
そんな街の中のあるマンションの1階が店舗になっていて、殆どが食べ物屋さん、それも大半がラーメン屋さんが入っていました。
よし、ここで昼飯にしよう、とカタナを止めたものの、半分くらいの店がお休み。開いている店は?と見渡したところ"台湾"の文字が目立つのぼりが目に付きました。
しかし店がどこなのかパッと見では判らず。建物の中を覗き込むと少し奥にお店の入り口がありました。
中がどんな感じなのかまるで分からず、ちょっと入りづらくはあったのですが、好奇心が勝り店の中へ。
入ってみると、中華の雰囲気が色濃く漂う空間が広がっていました。横浜中華街のお店でもここまで濃いお店は少ないかもしれません。
お客さんも地元の常連さんが多そうで、かなり生活感のある地域密着系のお店という感じです。
と言っても居心地の悪さはなく感じは良かったです。私は小奇麗なチェーン店はどうも味気なく感じるたちで、こういうお店が大好きなのです。
お店はご夫婦と娘さんらしき3人でテキパキと切り盛りされています。台湾の方なのでしょうか、接客は日本語ですが3人での会話は中国語がポンポン飛び交っていました。*1
台湾名物のルーローハン(滷肉飯)も惹かれましたが、だいぶお腹が空いていたので坦々麺とチャーハンのセットメニューを注文。
麺もチャーハンもどちらも主菜らしいので、台湾の人からするとこの組み合わせ奇異に感じるのかもしれません。(おにぎりとサンドイッチをセットメニューにしたようなものでしょうか)
先にチャーハンが出来上がりました。味が濃い目で美味しい。ラーメン屋さんのチャーハンというより、中華街で食べるチャーハンに近い味だと思いました。ボリュームもたっぷりあります。
続いて坦々麺が出来上がりました。実は、私はあまり坦々麺を食べた事がないのですが、こちらも普通の坦々麺とは違うと感じました。たしか坦々麺のスープにはゴマのペーストが入っていると思うのですが、これには入っていなくて、調味料なのか香辛料なのか、少しスーツとする香り、味があります。
見た目は普通のラーメンぽいですが、食べ進めるにつれ、麺もスープも日本のラーメンとはちょっと違うなと感じられ、これが台湾の味かと思いました。
美味しいか?というと慣れていない味なので、正直言ってちょっと微妙ですが、食事としては楽しめました。(ちゃんと完食しました)
このちょっと変わった風味のラーメンを食べ、お店のお父さんとお母さんと娘さんの中国語での会話を聞いていると、なんだか台湾の現地の食堂に居るような気分になってきました。
次はルーローハンを食べに来ようと思います。
*1:会計のとき、まだ若い娘さんはお釣りのお札を中国語で“5,6,7,...”と数えてから日本語で"9千200円のお返しです"と渡してくれました。一生懸命さが伝わってきて微笑ましく感じました。