このところ熱心にスキーに行くようになり、スキー板のメンテナンスをやる機会も増えてきました。滑走面のワックスがけ、エッジの手入れなど。
オートバイの整備と同様、私はこういう作業が好きなようです。
メンテ作業は、椅子を二つ並べてそれにスキーを橋渡しにして行っていたのですが、段々不便だな、と思うようになってきました。
スキーの高さがちょっと低く、かがんで作業するので腰への負担を感じること。また、天気の良いときに部屋の外でメンテナンスをするのですが、椅子を持ち運ぶのが面倒ということ。
コンパクトで持ち運びが簡単な作業台が欲しいな、と思うようになってきました。
普段使わないときは邪魔にならないように片付けておきたいので、イメージとしてはこんな感じのものです。
ちゃんと既製品があるので買った方が手っ取り早いのですが、ここまで凝ったものである必要は無いし、なるべく安く上げておカネをリフト代に回したい。また、不要になったときに処分が面倒。
という訳で木材で自作してみる事にしました。木材だと仮に不要になったらキャンプの薪にすれば良いですし。
それに自分のイメージしたものをDIYで形にするのはとても楽しいです。
ざっとイメージを書き出して寸法を検討。
高さは80cm程度。一般的な机の高さ(70cm)より少しだけ高くします。
スキーを載せる方の幅は130cmとし、床側の幅は少し狭めの100cm。折りたたんだときになるべくコンパクト(長さが短く)になるようにです。
ホームセンターで部材を物色。コスト重視で1×2の柱材で作ることにしました。
- 1×2の柱材(182cm)×4本
- M6ボルト(35間)とナット×2個ずつ
- チェーン(耐加重50kg) 110cm
- フック(3個セット)
合計で1,600円程。
製作は簡単なもので、
①まず1×2の柱材を4本とも134cmの長さに切断します。
②これを端から60cmのところでボルトを通すための穴をあけ、バルトの頭やナットの高さ分の座ぐりをいれておきます。
③2本の柱材の端に①で余った端材を脚代わりも木ネジで固定します。(両側)
もう2本も同様にしますが、1×2の柱材の厚み分幅は広くします。
④これをX字に組み合わせ、ボルトで固定します。
⑤チェーンを引つ掛けるためのフックを付けて出来上がりです。
出来栄えとしてはまあまあ。強度が心配でしたがスキーを二本載せてワックスがけしても平気でした。(若干しなりますが)
チェーンを張る長さを調整すれば台の高さや幅を変更することが出来ます。80cmという高さも丁度良い。メンテナンス作業が楽になりました。
やはりこういう作業台があるとメンテ作業をするにも気分が盛り上がります。
ただ、実際に出来上がったものを見て、そして使ってみて気になる点も。
もう少し小さくても良さそうだし、チェーンを張る位置があまり良くない、等々。
そのうちにちょっと手直ししようかと思います。