東京でも気温が27℃になるとの予報が出た土曜日、春スキーをしに長野・渋峠へ行ってきました。
丁度、前日から冬季間閉鎖の国道292号の志賀草津道路が開通したので、群馬県側から下道で渋峠に向かいました。
志賀草津道路は「雪の回廊」が有名で、それも楽しみにしていたのですが、今年は3月に入ってから気温が高い状態が続き、道路の雪はかなり少なくなっていました。雪壁も殆ど無し。
今日も空は雲一つない快晴。気温もぐんぐん上昇。スキー場の雪もかなり無くなっていました。
山頂の方はかなり雪で覆われていましたが、それでも例年に比べるとかなり雪は少ないはずです。
こんな時期にスキーだなんてなかなかの物好きだと思いますが、今回は私の他に二人集まりました。スキー仲間でオートバイ仲間でもあるN君と、今年、志賀高原で知り合いになったKさん。Kさんもオートバイ乗りとのことで、類は友を呼ぶ、というやつでしょうか。
勿論、スキー場には我々以外にも物好きが沢山集結していました。
因みにこの渋峠スキー場(今は横手山スキー場と統合して「横手山・渋峠スキー場」というそうです)、バブル景気時代の人気映画「私をスキーに連れてって」のロケ地であります。
只今スキーに熱中しているN君はその勢いで「私をスキーに連れてって」を観て大変気に入ったようで、映画に出ている場所だ!と喜んでいました。(N君は30代前半なのですが)
雪は水分を沢山含んでいて、スキー板の滑りは良くなかったです。所々滑りにブレーキがかかってつんのめるようなことも。油断していると結構危険です。なかなかの腕前とみえるベテランスキーヤーも派手に転倒したりしていました。
でもこういう悪コンディションでもそれはそれで楽しく滑られました。
むしろ、雪解けして水溜りになったところから孵化したのか小さな虫が大量に飛び回っていた方が厄介でした。
昼飯は頂上のヒュッテで名物の手作りパンを頂きました。冬だとこれにスープをよく合うのですが、今回は暑くてパス。代わりにお冷とコーラをグビグビと。
それにしても暑い。Tシャツ姿で滑っているスキーヤー、ボーダーも多かったです。
そのスキー場の直ぐ横の国道は沢山のツーリング中のオートバイや自転車(ロードバイク)が走っているという変わった光景が広がっていました。
帰りも国道を通って草津(群馬側)を通るルートとしました。
志賀草津道路は日本で一番標高の高い国道なので景色は絶景。さらにこの時期ならではですが、山肌も残った雪が夕陽に照れされてきれいでした。
途中の展望パーキングには真新しいコンクリート製の退避壕が設置されていました。
志賀草津道路は冬季閉鎖が解除されても18時~7時は殺生ゲート~万座三差路の間が通行止めとなっていて、火山活動の警戒が続いております。
ふ~ん、夜は通行止めなんだ、という程度の認識でこの道を往復してきたわけですが、翌日、白根山での火山性地震の増加で噴火警戒レベルが2(火口周辺規制)へ引き上げられ、夜間通行止めが終日の全面通行止めになってしまいました。
印象に残る春スキーでした。