自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と冬はスキーの日記です

2018 北海道ツーリング ~ 7日目(本別公園静山キャンプ場~またトラブル)

 「川湯温泉駅」を出発。そろそろ巻きで進まなければならない。

 摩周湖の第三展望台でサクッと摩周湖を眺め、

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 道道52号を下って道の駅「摩周温泉」に寄る。特に用は無かったのだけど、今まで立ち寄った事が無かった(多分)のでちょっと見てみようと。

 久しぶりに天気が良くなったためか、駐車場には沢山のオートバイで賑わっていて、半分以上が地元のライダーのようでした。

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 トイレを済ませただけで道の駅を出て国道241号を西に進む。

 

 途中、「双湖台」という展望台による。もう十数年前、ツーリング中にここでバッタリK氏に出くわした懐かしいところ。あの時、駐車場は沢山のクルマやバイク、自転車で賑わっていたのだが。今はクルマ一台いるかいないかという状況でとても同じ場所とは思えぬくらいの寂しさ。(石北峠も狩勝峠もそうだった)

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かつては大変は賑わいだったのですが....

 

 阿寒湖にちょっと寄っていこうと思ったが、湖近くにオートバイを停められるところが見つからない。それに商業観光化されつくしていて寄りたい気分がしぼんでくる。

 

 時間も有り余っている訳ではないのでそのまま先に進み、オンネトーへ。

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 いつもはここで引き返して国道に戻るのだけど、もう少し奥に進み国設オンネトー野営場がどんなところか見に行く。

 意外と立派な管理棟があって、結構快適にキャンプが出来そう。

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 天気も良いし今日はここでキャンプしても良いかな?とチラリと思う。*1

 

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子鹿が駐車場に出て草を食べていました。鹿はいいですが、熊も出そうで怖いです。

 

 ツーリングマップルによるとここから更に2キロほど先には高さ2mを越す巨大な蕗(ふき)が群生しているところがあるらしい。

 是非見てみたいがこの先はダート。締まった土のダートならともかく砂利道だとカタナで走るのはちょっと大変。一旦国道に戻って反対方向からアクセスする手もあるけれど、遠回りで時間が余計にかかる。

 迷っていると丁度キャンプ場の気の良さそうな管理人さんが管理棟から出てきたのでこの先の道について訊いてみると、

 「やめといた方がいいよ。」とキッパリ。「砂利が深くてハンドルが取られるから。そこのバイクの兄ちゃんもさっきコケちゃったって」

 そうですか。この先にある巨大蕗を見たかったんですよねえ。

 「あ~、あれは2年前の台風で全部倒れちゃったよ。今はそこらの道路脇に生えているのと同じ位のしかないよ」

 そうなんですか。何でも訊いてみるものだ。これで心置きなく先に進める。

 

 国道に戻って再び西へ。更に交通量は少なくなり、いつの間にか前も後ろもクルマやオートバイの姿は無くなって緩やかなカーブが続く景色の良い持ちの良い道路を独り占め状態となる。

 少し傾いてきた太陽の日射しで景色はくっきり鮮やか。実に楽しい。これこそ北海道のツーリング。

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 足寄の町の少し手前でトウキビ(トウモロコシ)のノボリが目に入る。以前のツーリングで寄ったお店。

 そういえばまだツーリングでトウキビを食べていなかったな、とUターン。今回はひたすら雨の中を走っていたので、こういう寄り道は全くできていなかった。

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 もうすぐ夕食時だけどまぁいいや。茄トウキビを一本食べる。前に食べたものよりも美味しかった。

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 トウキビを平らげて本別を目指す。

 相変わらずガラガラの道を走っていると、バックミラーに後ろから近づいてくるクルマとオートバイの姿が写る。この辺の道路事情が分からないので、スピードを抑え目にしていたのでクルマは直ぐに追いつき抜いていく。

 続いてカタナとCB1000SFも。おや開陽台で見かけた2台だ。2台の後ろに付いてゆく。先行する2台を見て、カタナに乗っている自分が言うのもなんだけど、カタナってカッコ良いなあと思う。

 

 やがて本別町に到着。ガソリンを満タンに補給して、セイコーマートで食料を買う。今夜は米を炊いてカレーライス。サラダと明日の朝食用のパンとカツゲンも買う。

 今日の宿泊地の「静山キャンプ場」は確かこの近くのはず。地図と記憶を頼りに進むとキャンプ場に到着。

 

 見覚えが有るサイトだが雰囲気はちょっと違うような。オートバイが多くてもっと空いていた印象なのだがファミリーキャンパーで大賑わい。オートバイツーリストのテントは殆ど見当たらない。*2

 本当に前に泊まったのはここだろうか?*3

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道沿いにテントサイトがあるのが特徴です。

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 空いた場所を探してテントを張る。オートバイから荷物を降ろしてひと段落。さぁまずは寛ぎのお茶でも飲もうとお湯を沸かそう。

 しかし、ストーブの火がつかない。ほんの少し火が点いただけですぐに消えてしまった。

 ガス・カートリッジを変えても火は点かない。いったいどうしたのか?

 どうもバルブ部分が詰まっているようで、バルブを開いてもガスが出てこない。何度試してもダメ。最期は叩く、という昭和の手法を試してみたがダメ。

 今回のツーリングはなんでストーブが次々と壊れるのだろう。

 ストーブが使えないので米を炊くことが出来ず、夕食を作ることが出来ないではないか。

 

 でもまぁいいか、と考える。さっき茹トウキビを食べたばかりなのでそれ程空腹ではない。むしろオンネトーでキャンプしなくて良かった、と思う。

 サラダもあるし、いざとなれば朝食用のパンを食べればよいし。そういえば、仙台港でS氏からもらったツマミが手つかずのまま残っている。

 楽しそうなファミリーキャンパーを横目に、AMラジオを聴きながらサラダを食べ、サラミ、柿ピーナツ、鱈チーズを食べる。ツマミがこんなに美味しいとは。

 ツマミを食べるには酒を飲まねばならない。バッグからバーボンのペットボトルを取りだし、キャンプ場の冷たく美味しい水で水割りを作って飲む。(結局今夜も酒を飲む)

 もしかしてこのツマミにはS氏の呪いがかかっていたのではないか。ずっと雨に祟られたのはこのせいではなかろうか。と下らないことを考える。

 

 ツマミを全部食べてしまうともうやる事が無い。暫くラジオを聴いて早めに就寝。

 

【本日の走行距離:320.3km】

 

 

CB1300SFではなくCB1000SFだったようです。訂正しました。
2018.12.12  

 

*1:食料は米とレトルトカレーがあったので。

*2:このキャンプ場、もう少し先に第2サイトがあって、ライダーはそっちに行っていたようです。

*3:帰宅後確認したところ、確かに「静山キャンプ場」に泊まっていました。