今年の北海道ツーリングで、壊れたコールマンのストーブのピンチヒッターとして購入したのに不良品だったCAPTAIN STAGのガス・ストーブM-7900。
安価な製品だけあってやはり壊れやすいのでしょうか。
実際どうなのだろう?とAmazonのこの製品のユーザーレビューを眺めてみてるも好評価が殆ど。着火装置がダメになったというレビューは何件かありましたが、ガスが出てこないというものは無し。
という事は製品としてはちゃんとした物のはず。折角捨てずに持って帰って来たので、修理をやってみることにしました。
(※既に修理は実施済みなので、写真は後から再現で撮ったものです)
不具合の事象としてはバルブを開いてもガスが出てこないというもの。
バルブ部分をよくよく眺めていると、ノズル部分が六角のボルト状になっていることに気が付きました。
これ、分解できるんじゃないか?
どうせ今のままでは使い物にならないのだし、ダメ元という事でレンチで回してみるとノズル部分を外す事が出来ました。
取り外したノズルの孔をみてみると、どうみても貫通していないようです。
丁度、荷札*1があったので、この針金部分でノズルを突っつくと、何か詰まっていたものがポロリと落ちました。ノズルのネジ部には液体ガスケットが塗られており、どうもこのカスが詰まっていたようです。
これが原因なのは間違いなさそう。ノズルにはメッシュの小さなパーツも付いていたのですが、これもちゃんと嵌まっていなかったようで、ノズルを外した時に落ちてきました。やはり“外れ”の個体だったのかもしれません。
ノズルを組み付けて、ガスカートリッジを付けてバルブを開くとシューっとガスが出てきました。
どうやら直ったみたいです。バーナー部を付けて点火してみると勢いよく炎が上がりました。火力調整も問題無し。
ガス・ストーブはやはり扱いが楽ですね。それにこのM-7900はコンパクトなので使い勝手も良さそうです。これからもメインはコールマンのPEAK1ガソリン・ストーブを使っていくつもりですが、状況に応じてこのガス・ストーブもサブ機で使おうと思います。
*1:なぜこのような荷札があるかというと、ずっと以前、オートバイの整備雑誌でキャブレターのジェット類の詰りを取る時はジェットの孔を傷つけないよう荷札等の柔らかく細い針金を使うと良い、と書かれていたので買っていたのです。よく考えると細くて柔らかい針金であれば何でも良かったわけで、わざわざ荷札を買う必要は無かったのですが。