かつてインゲマル・ステンマルクが宿泊した事もある宿です。
ロビーというか談話室にそのときの写真が飾られています。長野五輪前後の頃だそうです。写真について宿のご主人に訊いたところ当時の事をいろいろと話してくれました。
泊まった客室は洋室(ベッド)でユニットバス付き。ただテレビが昔のブラウン管テレビ(画面は14インチくらいの小ささ)でちょっと驚きました。外付けのデジタル放送チューナーが接続されているので番組を観ることはできますが、部屋の端の方からだと画面が小さ過ぎてよく見えないです。近年でいかにTVが大画面化したかが実感します。
館内のあちこちには長野オリンピックのポスターが飾られています。もう21年が過ぎているのですね。なんか時が止まっているような感じをうけます。
でも私はオリンピックのポスターが好きなのでこれはずっと飾っておいて欲しいですね。長野五輪の他にも東京五輪(1964年の)や札幌五輪のポスターはどれもデザインが秀逸だと思います。(東京五輪の陸上短距離のスタート時のものや、札幌五輪のフィギュアスケーターを直上から撮った画のものなど素晴らしいと思います。)
スキー置き場は部屋毎にロッカーが配置されていますが、普通の物置と言う感じで乾燥室とはいい難いかも。ブーツは部屋に持ち込んで乾かした方が良いです。メンテナンス用のテーブルがあるのでワックス掛けとか板の簡単なメンテナンスはできます。
ここのホテルのー押しはなんといっても食事です。食事はバイキングではなく定食スタイルですが、ボリュームは満点で特に夕食は豪華。丁寧に作られた料理はもちろん味もよし。全部平らげると大抵の人はお腹いっぱいになると思います。(確かご飯(お米)がとても美味しかったと記憶しています。)
ご飯や味噌汁はパートのおばさん達が給仕してくれます。みなさん優しそうな笑顔で“沢山食べてくださいね!”とよそってくれるので嬉しくなります。
朝食も内容的には普通のおかずですが、おかずはどれも美味しい。
昨夜の夕食時と同様におばさん達が給仕をしてくれます。昨夜たらふく食べたはずなのに、ちゃんとお腹は空いていてパクパク食べられます。
私は普段は朝食をあまり食べない方なのですが、今日も一日ガッツリ滑るのだからもう少し食べておこう、とご飯をお代わり。“軽く” とお願いしたのに、“たっくさん食べてくださいね!!”とニツコリ笑顔で大盛りを渡されました。
どうもスキーヤーにはお腹いっぱい食べてもらうのが一番のもてなし、と考えているように思えます。
でも、そうだとしてもあながち的外れなサービスでは無いと思います。
お腹バンバンでスキー滑られるかな?という状態でゲレンデに出たのですが、広大なスキーエリアを滑り回っていると昼にはちゃんとお腹が空いているんです。
勿論夕食時もお腹はペコペコで、再び “沢山食べてくださいね” という声に迎えられボリューム満点の美味しい料理を頂きます。
食べて滑ってまた食べてまた滑り、と食事もスキーもお腹一杯楽しめる宿です。
コレを書いているうちにまた泊まりに行きたくなってきました。