自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と冬はスキーの日記です

Day1-1 新潟港へ~2019北海道ツーリング

 今年のツーリングは新潟 → 小樽の新日本海フェリーに乗る事が絶対条件でした。久しぶりに大好きな航路の旅を楽しみたかったのです。大海原を眺めながらビールを飲み、洋上に沈む夕陽を眺め...

 乗船チケットの確保は熾烈でありましたが何とか確保する事が出来ました。北海道の天気も初日(9日)は稚内以外は全道的に雨のようだけど翌日以降はまずまずの天気の模様。カタナもエンジンオイルとフィルターを変え、リアサスも若干車高を上げてプリロードを増やして重い荷物を積むことに備えました。

 荷物のパッキングも前日夜までに完了し、準備万端でツーリングの出発日を迎えました。

 

8月8日(木曜)

 AM4時半頃起床。お湯を沸かしてインスタントコーヒーとパンで簡単な朝食。新日本海フェリーは新潟の出航時刻が従来より2時間後の12時となったので余裕がある。

 おもむろに出発準備。昨夜のうちに全ての荷物はバッグに詰めているのでバイクに積むだけ。ところがバッグを固定するストレッチコードが見当たらない。荷造りの最中に見た記憶はあるのだが何処に置いたか?あちこち探し回ってキャンプ用品を収納している箱の中にあるのを見つける。

 予定外に時間を要してしまったけど、まぁ大丈夫だろう。関越道を目指す。

 関越道は酷い渋滞は無く快適に走る事ができました。天気は快晴。カタナの調子は上々。

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 ツーリング直前に新調したヘルメットもなかなか具合が良い。特にエアベンチレーションが良い。ヘルメットの中の空気の流れを感じられなかなか涼しく感じる。頭頂部の空気の導入孔を閉じたり開けたりすることでヘルメット内の空気の流れが変わるのが面白い。

 過去にはマシントラブルが発生したり、給油のタイミングを誤りガス欠の恐怖と闘いながら走ったり、波乱が起きる事が多い関越道の往路だけど今回は順調である。

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 ところが最後の休憩とガソリン補給のために寄った越後川口SAで時計を見てみると12時の出航時刻まであまり時間が無い事に気が付く。ブログで書くことが恥ずかしい位の時刻。おかしい。なぜこんなことになったのだろう?出発がまごついて遅れてしまったが...そこで勘違いに気が付いた。

 フェリーの新潟港の出航時刻は以前は10:00発だったのが12:00発に変わったと思っていたのだけど、実は従来の出航時刻は10:30。つまり30分もの時間の読み違えがあったのです。

 これはまずい。かなりまずい。安全には絶対の配慮をしつつ可能な限りのスピードで先を急ぐ。しかし新潟市街が近いのでクルマの量が増えてきて軽い渋滞となり思うようにペースを上げられない。このままではフェリーに乗り遅れてツーリングには行けませんでしたという事になってしまう。しかし無理は禁物。

 幸い長岡JCを過ぎた辺りから交通量は空いてきて新潟亀田ICで国道に降りた後も渋滞は無くスムーズに進める。

 ようやく何とかなりそうだと思えてきた。少し余裕(?)が出てきたせいか、ふいに高校時代に遅刻したときの事が思い出される。あの時と同じ気分です。

 やがて明らかに同じフェリーに乗るのだなと一目で分かる荷物満載のバイクが1台、2台とみえてくる。そういえば遅刻して暗澹たる気分で学校に向かっているといつも他に1~2名の“仲間” が居て微妙な安堵感があったものです。まさかフェリー乗船でデジャブを感じるとは。

 国道7号線から県道464号線に入り、馴染のあるT字路を右折。もう大丈夫だろう。できればいつも寄るセブン・イレブンで買い物を楽しみたいところだが、さすがにその余裕はない。

 真っ直ぐ新潟港のFTに向かい、遂に到着。かなり遅い到着となったが、地上係員の方は"お疲れ様"とでも言っているかのような穏やかな表情で駐車場へ誘導してくれたので心底ホッとした。

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  大急ぎでカウンターに向かい乗船手続き。間に合った!

  乗船まで少しだけ時間がありそうなので、2階の売店で缶ビールやツマミ類を買ってから乗船待ちの列に加わる。これで何とか北海道に渡れます。

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  <続く>