またまた予定外の寄り道となった音威子府を出発して美深アイランドに到着。
道の駅もキャンプ場も多くの人で賑わっております。でもテントを張る場に困るほどではなさそうなので、先に買出しに行くことにします。井上食堂にも行ってみたいし。
美深の街まで10km程走り、まずは名物の巨大ソフトクリームを頂きに井上食堂へ。
しかし丁度外国人旅行客の団体さん(十数人くらいはいた)が来ていてほぼ全員がソフトクリームを注文していたのでしばらく店の外で待機。そんなにここのソフトクリームは有名になったのだろうか?ただ注文しているのは普通サイズでしたが。
漸く注文がはけて自分の番。ここはソフトクリームの種類はバニラ一つですが、サイズの種類が凄いです。SSから6Lサイズまであります。
私は3Lを注文しました。
3Lでこのサイズ!4Lや5Lはどんなことか。(因みに2Lがちょっと多目、Lが普通、Mが少し少な目って感じだと思います)
このソフトクリーム大きさだけではなく味も美味しい。ミルク感が濃厚で甘さは控え目。しつこく無い味で結構簡単に食べられました。
買出しは井上食堂の目の前にスーパーがあったけど、丁度良い量の食材が無く結局セイコーマートで買い出し。
買物を終えて再び10km走って美深アイランドに向かう。買出しで往復20km。実に北海道らしい。
管理棟の前にバイクを止めてキャンプ場の利用手続きを行います。はやくテントを張ってしまいたい。
ところが何故か受付には行列が。どうしたのだろう?
どうも受付のお兄ちゃんの説明が丁寧すぎて時間がかかっている模様。キャンプ場の施設やルールやゴミの分別とかを一人一人に細かく説明しています。おいおい受付でこんなに待たせてどうするんだと最初は思ったけど、額に汗を浮かべながら一生懸命丁寧に説明する姿をみているとまぁ良いかと言う気になってくる。
漸くキャンプの受付を終えてテントの設営。
このキャンプ場、フリーサイトではあるけれど、奥の方がファミリーやグループの大型テントで、国道側(入口側)の方にライダーとかのソロキャンプテントが集まる、という具合に自然と分かれていました。
テントを張りマットや寝袋を広げ、椅子やテーブルを出し、ランタンを吊るして準備完了。ストーブでお湯を沸かして紅茶を淹れて一息つきます。この時間がキャンプツーリングで一番ほっとするときです。
落ち着いたところで隣接の「びふか温泉」へ。歩いて風呂にいけるのはありがたい。
大きな湯船で身体を伸ばし、サウナにも入って汗を流しさっぱりと。バイクで走った後の風呂はとても気持ちが良いです。ライディングで強張っていた身体もほぐれてリフレッシュできました。
テントへ戻ったら夕食です。今夜はカレーライスであります。磨いだ米と水を入れたクッカー(鍋)をストーブにかけてご飯を炊きます。
美味しいご飯の炊き方
自分なりに行き着いた美味しいご飯の炊き方です。
キャンプツーリングを始めた頃はどんな火加減で炊けば良いのか知りませんでした。“初めチョロチョロ、後パッパ”と言う言葉から弱火で炊き始め最後に強火で仕上げるのかな?なんて思いましたが、それだとふっくら柔らかくとはならずオコゲばかりで食べるのが辛いご飯が出来てしまいます。(それでもキャンプではウマイ!と感じてしまいますが)
いろいろ調べた結果、どうもこのやり方が正解のようです。
まずはいきなり強火からスタート。鍋の底の外側まで炎で覆うくらいの強火で一気に米/水をグラグラと沸き立たせます。
鍋の蓋がカタカタと動き出して吹きこぼれてきたら火は弱火に。ここからは鍋から吹き出る湯気に注目します。
水滴交じりの水蒸気が段々落ち着いてきて“湯気”状になってきたらもうすぐ炊き上がり。湯気にご飯の香りがしてきたらほぼ炊き上がり。鍋や火力にもよりますが十数分くらいではないでしょうか。(たまに蓋を開けて様子を見てもOKです)
火を止めて鍋を蓋ごとひっくり返して数分間蒸らしてやるとふっくら美味しいご飯の出来上がりです。
あとは鍋も関係ありますね。なべ底が厚い方が熱が全体に行き渡ってより上手く炊けます。
ご飯を炊いているときに蓋の上に載せておいたカレーのレトルトパックも熱々に温まっています。
ビール(新ジャンル)を開けてカレーライスとポテトサラダの夕食の始まりです。どうって事の無い料理ですが、凄く美味い!キャンプの食事は最高です。
AMラジオから雑音混じりに聴こえるプロ野球のナイター中継も耳に心地よい。
カレーを平らげたらウィンナーを炙ってバーボンの水割りをチビチビと。
暑くも寒くもない丁度良い気温で風もなく、穏やかで気持ちの良いキャンプの夜でした。
【本日の走行距離:220km 】