自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と冬はスキーの日記です

Day4-1 下川町~渚滑線・北見滝ノ上駅~2019北海道ツーリング

  朝6時くらいに起床。いつものキャンプよりだいぶゆっくりの起床です。

 快晴では無いけれど風もなく穏やかな朝。

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 顔を洗いに行くついでに管理棟のコインランドリーで洗濯をする。

 壁には随分と細かい説明や注意書きが書かれていたのでちょっと眺めていたら、普段洗濯機を使ったことが無い人間と見られたのだろう、丁度洗い物にやって来たおば様に優しくコインランドリーの使い方を説明されてしまった。

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 テントに戻りスマホを見てみると虎キチ仲間から「大山すごかった」とのLINEが入っていた。えっ何があった?と昨日のプロ野球の結果を確認すると、2点リードされていた9回に大山選手の逆転・サヨナラ・スリーランホームランが飛び出して我が阪神タイガースが劇的勝利をしていました。素晴らしい!こんな活躍を待っていた。これは観戦したかった。

 

 朝食はコーヒーと調理パンといういつもの。今日はピロシキです。トースターで炙っただけでぐっと美味しさが増します。

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 洗濯が終わった頃なので、管理棟に行って洗濯物を乾燥機に移す。トイレに寄ったらシンクが丁度良い大きさなのに気付き、水をためてピローの空気漏れの箇所を確認。穴が空いているというより一部接着が剥離して空気が染み出していることが判明。何とかなりそうな範囲だったので付属のリペアキットで補修してみる。

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 こんな調子で今日もキャンプ場の出発はゆっくりになってしまった。

 

 

  今日の目的地は屈斜路湖の和琴湖畔キャンプ場としました。

 仲間のS氏から“和琴にはいつ行くのか?”というメッセージが一昨日からしきりに入っていたのです。よほど和琴湖畔キャンプ場に行きたいらしい。そんな訳で今日は和琴湖畔キャンプ場で合流することになりました。

 因みにK氏は昨日は知床に泊まったとのこと。稚内から知床まではなかなかの移動距離である。ろくに観光もせずひたすら走っているのだろう。

 

 空は青空が増えてきて気温も上昇。美深の街まで走ったところでメッシュ・ジャケットのインナーを外す。ついでに美深駅前をブラブラ歩いて回る。

 

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中央奥にあるのがJR美深駅です。

 

 美深から無料区間の自動車道に入ってみる。でもあまり楽しくない。片側1車線で何か窮屈な感じだし走行ペースもこの辺りだと下道もそう変わらない。むしろ下道のほうが開放感を感じる。

 

 名寄で自動車道を下りて目に付いたセイコーマートで休憩。

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 北海道固有ドリンクの「カツゲン」、それに北海道入りしてから気になっていたセコマPBの「北海道メロンゼリー」を買ってみたのだがこれがとても美味しかった。味はもちろん食感もメロンに上手く似せている。これが100円そこそことは。すっかり気に入ってしまった。これは帰りのフェリーに乗る前に何個か買って帰ろう。

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 国道239号に入りオホーツク海側に向かう。以前このルートを走ったとき下川町の手前にあった野菜直売所の茹でトウキビがとても美味しかったのだけど、その直売所を見つけられぬまま下川の街中に着いてしまう。どうやら無くなってしまったようです。

 

 国道沿いを見ただけだけど下川町は静かでなかなか風情を感じる街でした。少し古い建物が並び、何処かから風鈴のチリンチリンという音が聴こえていました。

 

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 再び興部方面に向かって走る。がここから段々と気温が下がってくる。西興部の道の駅「にしおこっぺ花夢」に寄ったときは大分冷え込んできた。クルマから下りてきた家族のグループも "寒い寒い” を連発している。たまらずジャケットにインナーを取り付ける。

  休憩はそこそこで道の駅を出発。

 ちょっと変わったルートというか走った事のない道を通ってみようと道道137号に右折。少し遠回りになるけど内陸部を通って紋別に出られるはず。殆ど交通量の無いローカルな道を進む。

 途中に現れた廃墟となった建物。良く見てみると郵便局でした。「 北見札久留郵便局」との文字が見える。郵便局があったということは、この辺りもかつては賑わっていたのだろうか。 

 

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 道道61号に入り更に進むとやがて街中に入り、ちょっと興味を引かれる古い建物が目に入ったので寄ってみる。

 今年のツーリングはこんな感じに寄り道が多い。

  既に廃線となった渚滑線の「北見滝ノ上(きたみたきのうえ)駅」の駅舎でした。

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 中には当時使われていた備品が展示されていました。

 自分以外に訪れている人は無し。施設を管理している人の姿も見えませんでした。

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真ん中にある木製のベンチが良い感じです。

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 よくよく眺めていくと興味深いものが沢山。昔の医院の広告看板とか掛札とか。当時の生活感が伝わってくるかのようです。手書きの掲示板なんか実に味わい深い。

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 興味深かったのがこの運賃表。

 道内の各駅までの料金が書かれています。廃線時のものでしょうから金額は昭和60年(1985年)のでしょう。釧路まで5,600円、札幌まで4,900円だったんだ、と見ていったら、一番右側の下にいきなり大阪市内まで(16,300円)と名古屋市内まで(16,800円)の料金が書かれていました。(何故か大阪より名古屋の方が高い。)当然ですけど他の駅との金額のギャップが凄い。東京都区内までの料金(14,500円)もありました。

 昔は鉄道でここから東京や大阪まで行き来する人が居たんですね。(函館~青森間は青函連絡船でしょうけど)

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 何気なく寄って良かったです。 

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駅の前はこんな感じの街でした。

 

  <続く>