自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と冬はスキーの日記です

初めて避難所に避難しました

 台風19号は多くの人達が被害、影響を受けたと思います。私も人生で初の避難を経験しました。

 

 台風がやって来る土曜日は外出はできないから家でのんびり過ごそうと思っていたのですが、午前中の時点で既に近所の川が見たこともないほどの水位となっていて驚愕。台風がやって来るのはこれから夜にかけてなのにいったいどうなることか。

 

 そう思っていたら、まず高齢者等避難に時間を要する人向けに避難勧告が出され、3時間後には遂に避難勧告が発令!

 

 災害・避難への備えは出来ているつもりでした。が、...全然ダメでしたね。

 避難用の荷物はまとめていましたが十分ではありませんでした。アッあれも持って行こう、コレは要るかな?どこにあったっけ、なんて有様でしたから。

 

 川から住まいは少々離れているし、避難“指示”ではなく"勧告"なのでちょっと迷いましたが今回は全く予想がつかないので避難所に行ってみることにしました。因みに近所では避難する人の姿はあまり見えなかったです。

 

 まず市役所に行ってみるも既に入場の行列が出来ている状態。それで近くの中学校に行ってみる。こちらは直ぐに入る事ができましたが、体育館は既にほぼ満員状態。何とかスペースを確保できるという状況でした。(その後、教室も開放して避難者を受け入れていました)

 

 避難所となっている体育館を見渡し、ニュースで見る光景と同じだなぁと思いました。普段はTVで見る光景の中に自分が居ることが不思議に感じました。

 

 さて、一旦避難所で落ち着いてしまえば、後はやる事も無くヒマでした。台風が過ぎるのを待つしかないのですから。せいぜいスマホで状況を確認する程度。

 気になるのは河川の氾濫に関する情報。これはTwitterが一番役にたちました。

 ラジオも持って行ったけど、ラジオでは自分の住んでいる地域の情報を得ることは出来なかったのです。(ラジオでは広域の情報や台風の概況が主なので)

 

 避難してきている人も様々。殆ど身一つで来ている人もいれば、キャンプ用のマットや椅子とかを持って来ている準備万端の人もいます。殆どの人は手持ち無沙汰でしたが、ノートPC持ち込んでいる人、読書をしている人、勉強している人もちらほら。オセロをやっている人達もいました。

 避難所を仕切っている市の職員も結構ドタバタしていました。

 無理もないと思います。この辺は災害に見舞われることはなく、避難所を開設することは殆ど無かったはず。それでも一生懸命親切に対応していました。こういう災害時は市職員も被災者となり得るのですけどね。

 

 やがて炊き込みご飯が配られました。食料は持参していましたが、温かい食事を提供してもらえる事は有難かったです。

 

 避難所では、高齢者が倒れて救急車を呼ぶという事がありましたが、他は混乱も無く平穏でした。台風の影響も想像していたほど雨風は強くなく、台風通過後は急速に天候は回復していきました。

 どうやら河川の付近での氾濫はなく浸水等の被害は無さそう。 

 それで午後11時を過ぎると帰宅する人が出始めました。やはり避難所で夜を明かすより自宅の方が良いですから。私も12時ごろ避難所を出ました。

 

 こうして人生初の避難は終わりました。思っていた以上に慌てたり準備不足を痛感したり、と良い経験になったと思います。

 

 思った事、感じた事のメモを。

  • 避難用の荷物は、台風用/地震用、夏季/冬季、短期/長期とケース毎にリストアップしておいた方が良い。
  • 避難場所は複数個所の候補をリストアップしておく。
  • キャンプ用のエアマットや椅子(ヘリノックスチェアのような軽量コンパクト)はあった方が良い。(避難所で用意するマットや毛布が足りない事があるし、床に座り続けるのはなかなか辛いので椅子は必須と感じました。)
  • とりあえず飲み物(ペットボトル500mlくらい)と菓子等軽食は持参。(避難所で提供される食事の量には余裕はあまりないはず。)
  • 暇つぶしは必要。(本、ゲームとか。電力を要しないものが良い)
  • ゴム長靴とか他人のと区別が付き難い物には名前とか書いておくこと。又は身の周りに置いておくこと。(履物は体育館の入り口に並べて置いていたのですが、帰ろうと思ったらほぼ新品のゴム長靴が無くなっていました。代わりに履き古された同じゴム長が残っていました。間違えて?それともわざと?か分かりませんが、今後は気を付けなければなりません)

 

 -終わり-