自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と冬はスキーの日記です

⑥配線検討 ~ カタナのメーター換装

 さて、メーター換装で最も肝心の作業の配線です。

 ACE-6552の配線はこんな風になっています。

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 メーターから伸びたケーブルの先が大小合わせて5個のコネクターに分かれていてかなりゴチャゴチャしていますが、車体との接続は配線図に示されるコネクター「A」と「B」に集約されています。

 コネクター「A」はメーターのインジケーター・ランプ(ウィンカー、ニュートラル、ハイビーム等)の配線で、コネクター「B」はメーターの電源、GND(グランド)、タコメーター信号、速度信号等という具合です。

 コネクター「A」と「B」の先に接続するコネクター付きコードも付属していますので、このコードを車体側のハーネスに繋げなさい、ということなのでしょう。

 

 カタナ(GSX1100SR)の配線図はこちら。

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 このメーターはカタナの純正メーターよりも多機能なので、車体側に配線しない未使用のコードも出てきます。


 カタナの配線図と見比べて検討した結果、速度センサーの接続を含めてこのような配線とすることにしました。

 

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  因みにメーターの各種インジケーターですが、

  • 左ウィンカー
  • 右ウィンカー
  • ハイビーム
  • ハザード

 が車体側からインジケーター点灯用の電源を供給、

 は車体側で点灯時に信号線をGNDに落とすことになっています。

 カタナのノーマルメーターも同じ電気構造になっているので、そのまま接続すれば良さそうです。

 ただし「エンジン温度警告」はカタナに無いのでカプラーから端子を抜きました。(端子部分は収縮チューブで養生します)

 「ハザード」もカタナには無いし現状は設置の予定も無いので車体側のコネクター「a」には「GND」の配線を割り当てます。

 カタナの燃料タンクには燃料センサーは付いていないし、現状では油温計も取り付けていないので、これらの配線も省きます。


 タコメーターの配線は黄色いコードをプラグコードに巻くのと、灰色のコードをイグニッションに繋げるのと二つの方法がありますが、カタナのノーマルメーターでもイグニッションの信号でタコメーターを動かしているので、これを利用することとしました。

 

 

 これをどのようにハーネスと結線するか。

 単純なのは、コネクター「a」のコードをハーネスに接続するというものですが、これはあまりスマートなやり方ではないです。

 

 なお、私はカタナの改造の考え方としてノーマル状態へ簡単に復旧できることを重要視しています。なのでハーネスに切った貼ったの加工は避けてたいところです。実際にノーマルに戻す事があるかは別として、パーツ付け替えでノーマルに戻せる状態は拘りたいです。

 

 ということで当初考えたのは、ノーマルメーターへの接続コネクターの先にメーター側と司じコネクターを接続してそこから配線を取り出す、というもの。これならハーネスに加工することなくメーターを接続替えできます。

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 メーターのコネクターは特注品らしいのですが、純正部品として入手は可能なようです。

ソケット 34173-49380

 でも、この方式だとハーネスの余長がとても長くなり、ハーネスの取り回しや収納を考えるとあまりよろしくないです。

 

 

 考えた結果、このような方法をとりました。

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 車体ハーネスからメーターとの接続コネクターの配線を途中でカットし、コネクター
 「a」を直接付けます。ここの配線数は9本。コネクター「A」/「a」も9極なのでちょうど良いです。

 切り落としたハーネスにはコネクター「A」と同じコネクターを取り付けておきます。これですぐにノーマルのメーターに接続替えすることができます。

 

 コネクターは汎用品なので部品(カプラーや端子)入手も問題なし。

 ハーネスを加工するのは躊躇がありましたが、配線の構成を考えているうちにこうするのが一番良いと判断しました。

 

 配線接続の詳細については別に掲載します。