メーターの換装によりフロントホイールに付いているメーター・ギアは不要となります。
このメーターギアの代わりになるもの、ホイールとフォークの間を支えホイールのベアリング部分を覆うものが必要となります。
これはGSF1200のホイールカラーが流用出来ました。アクスル径は20Φだし、ホイールのベアリング部分を覆う傘のような部分(ダストカバー)も88’GSX-R1100のホイールにもジャストフィット。
勿論、このパーツ流用は自分で見つけたわけでは無く、既にこのようなカスタムに取り組んでいる先人の事例を参考にしました。このような情報の公開は実にありがたいです。そしてネットは本当に便利です。
スペーサ フロントアクスル レフト 54750-32F00
ただ、長さが少し長いので少し削る必用があります。
88'GSX-R1100のメーターギアの厚みは31.2mm。これに2mm弱の厚さのスペーサーを入れていたので合計は33mmくらい。
GSF1200のホイールカラーは34.2ほどだったので、約1mmちょっと削ります。
加工に邪魔なのでまずは“傘”の部分を外します。圧入去れているだけなのでレンチのソケットとかを使って叩いてやれば簡単に外れます。
削りは旋盤とかで削るのが良いのでしょうけど、そんなものは持っていないのでヤスリを使って手で削ります。
ヤスリを動かすのではなくカラーの方を動かして削った方が上手くいくような気がします。1ストロークごと少しずつ角度を変えて少しずつ。ヤスリに押し付ける力は控え目に。5~6回削ったら寸法を確認。寸法は複数個所を測って斜めに削れないように気をつけます。
そうやって少しずつ削って目標の寸法に加工しました。
これに“傘”をはめ、
金属色そのままなのが味気ないのでブラックに塗装。(但し、下地処理を手抜きしたので簡単に塗装がはがれてしまいました。色を塗るならしっかり研ぎ出しをした方が良さそうです。)
これをメーター・ギアと入れ替えで装着します。
【Before】
【After】
見た目にもスッキリしました。
気にしてみなければ分からない地味な部分ですが、自分で加工を施して付けると凄く満足感がありまます。