自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と冬はスキーの日記です

スキーのメンテナンス・バイスの代用品を自作

 スキーの季節がやって来ました。

 ただ今年は(今年も?)雪の訪れが遅く、オープンが遅れているスキー場が多いので本格的シーズンインにはもう少し時間がかかりそうです。

 

 スキーの楽しさはバイクに通じるところが有るような気がしますが、バイク同様、私はメンテナンスの方にも入れ込みつつあります。バイクもスキーも走る/滑るのも好きですが、イジる(メンテナンスする)のも大好きです。作業台を自作したりもしてみました。

sword749.hatenablog.com

 

 スキーのメンテナンスは主に滑走面のワックスがけとエッジの調整。

 こういった作業のときにあると便利なのが「バイス」という道具です。要はスキー板を固定する万力です。

 初めはこんなものをわざわざ用意する程ではない、と思っていたのですが、スキーで泊ったホテルのメンテナンス場で使ってみると凄く便利というか作業が楽である事が分りました。特にサイドエッジをメンテするのには有ると無いとでは雲泥の差。

 

 ただこのバイスって結構高価です。1万~2万円程。いくら作業が楽といっても使うのは年に1~2回くらいか。そのために買うにはちょっとハードルが高い。

 

 

 そうなると何か代替手段がないか?と考えるのが私という人間です。

 

 スキー用バイスといっても要は万力。普通の工具の万力で代替する手もあるけれど結構良い値段がするし、それに小さい物でもとっても重い。他に何か物を挟むもので代用できるものは無いか?

 

 そんな風にず~っと考えていたら丁度良いものを見つけました。

 

 

  アルミ製の万力です。こんなものが有るんですね。アルミ製なので工作用の万力としては強度が弱くて使い物にならないようですけど、スキーを固定する程度ならこんなもので十分。価格は安いし(送料込みで1,500円/個くらい)、軽量なのも良い。

 

 早速2個注文。

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 めちゃくちゃに軽い。配送されてきた段ボール箱を持ってみると拍子抜けするくらいに軽い。

 

 これにほんの少し手を加えてスキー・バイスに仕立てます。

 

 まず、このまま挟んだらスキー板が傷つくので、ホームセンターで買ってきたゴム板を挟む部分に貼り付けます。

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 あとネジの支柱部分も金属むき出しだとスキー板のエッジとかが当たると痛むのでここにも保護を施します。

 やはりホームセンターでこのようなチューブ状のスポンジゴムを買ってきて、

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 これを適当な長さに切って

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 ネジの部分に被せるだけ。

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 これをテーブルに取り付けてスキー板を固定してみると...

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 おっ!良い感じ。ホテルのメンテナンス場で使ったバイスと遜色無し。

 これでエッジの手入れはかなりやり易くなりそうです。ちょっとした工夫で安価にメンテナンス環境を整えることが出来ました。