ちょっと前の作業になりますが。。。
カタナのメーターを換装してからメーターを見たりいじったりするのが嬉しくて、ちょくちょく走りに出かけておりました。
メーターの動き(特にタコメーター)も普段よりも注目していたわけですが、何となくアクセルを開けた時のエンジンの吹け上りがちょっと重たいように感じました。
街乗りやツーリングではあまりアクセルを開けずに走れてしまうので、今まであまり気にならずにいたのですが、一度気になってしまうと気になって仕方ありません。
スロージェット(SJ)やニードルは丁度良いはずなので、メインジェット(MJ)をいじってみる事にしました。
今付けているのは#150。前にメインジェット(MJ)を絞るのは試していて(#140とか)、あまり良い印象は無かったので大きいMJを試してみたい。
この39ΦのFCRには#168のMJが付いていたので、それを試してみる事にします。
現状より18番手大きくなりますが、MJのセッティング出しでは10~20番手くらいの幅で変更した方がセッティングの違いが分かり易いそうなので丁度良いのかもしれません。
キャブレターを下すのは面倒なので、いつものようにフロートのボルトを外して手探りでMJの付け替えを行います。
MJ以外は変更無しなのでこのようなセッティングとなります。
- SJ : #50
- AS : 1-2/6回転戻し
- PS : 1回転戻し
- ニードル : #OCEMP(クリップ:上から3段目)
- MJ : #168
さぁどんなものか。エンジンの掛かり、アイドリングは問題なし。
走りだしてみると、おっ!?若干力強くなった感じでクラッチミートからスルスルと滑らかに進みます。
通りに出てアクセルをグイっ!と捻ってみると豪快にエンジンは吹け上がりロケットみたいに加速していきました。
まぁ毎度の事ですが、1100ccの排気量でアクセルを半分も開けたら自分の技量ではパワーを持て余してしまい、セッティングが良いのか悪いのかよく分からない、というのが正直なところでもありますが。
でも感じとしては今までよりもかなり好印象。全般的に、特にアクセルを大きく(1/2~)開けた時のエンジンの吹け上がりが軽く気持ちの良いものになったと思います。エンジン音も心なしか良い音になったような。
そしてあまりアクセルを開けない極低速域でもエンジンに粘りが出ました。MJが効くのはアクセルの開度1/2位より上とされていますが、MJはニードルジェットの下に付いていて燃料のボアは繋がっているので、あまりアクセルを開けない低速域にも若干の影響はあるのでしょう。
どうやら#168がかなり合っているようです。エアファンネルではなくパワーフィルターを装着しているので(空気の吸入量が抑えられるので)#150くらいが良いだろうと思っていたのですが、その考えは外れだったようです。もっと早く試ておけばよかった。
当面はこのセッティングで乗ってみようと思いますが、エアスクリューをほんの少し戻してやると良さそうな気もします。
やはりセッティング変更が容易なキャブレターは良いですね。セッティング変更でバイクの印象がガラリと変わり面白いです。