年明けの3日、4日はスキー仲間のN君とK君とスキーに行ってきました。
N君とK君はバイク乗りでもあります。(K君は残念ながら今はバイクを手放してしまいましたが)
一日目に向かったのは白馬の八方尾根スキー場。
雪不足の今冬、未だオープンできないスキー場も多い中、八方尾根は部分的にではあるものの割と早くからオープンしていたので大丈夫だろうと思っていたのですが、下側のゲレンデは雪が少なく滑走不可の状態。リフトは動いているものの帰りは滑って下りる事は出来ずリフトで下りねばならないという状況でした。
上側のゲレンデはかなり雪はありましたが、雪を求めてやってきた多くの人でゲレンデは芋洗い状態の大混雑。コブだらけになっている斜面も。しかも降雪+霧という視界が効かないエリアもあり、とても気持ち良く滑られるものではありませんでした。
まさか正月にもなってこんなにも雪が少ないとは思ってもいませんでした。
二日目はどうしよう?同じ白馬の五竜やHakuba47の方は雪の量は多そうだけど、やはり人が集中して混雑してリフトの待ち時間が物凄い事になっていた模様。
翌朝いろいろ情報を検索した結果「野麦峠スキー場」というところに行ってみる事になりました。規模は小さいスキー場だけど結構雪はあるようだし空いていそう。
野麦峠といえば「あゝ野麦峠」という映画の印象が強いですがどんなところでしょうか。
実際に向かってみるとスキー場に至る道は狭く曲がりくねった道で(バイクで走るには楽しそう)アクセスはちょっと良くない感じ。
それでも駐車場は結構埋まっていてそれも長野県外のナンバー(中部、関西が多かったです)が大半。
ゲレンデも下のコースは積雪が少なく、人工降雪で一本作ったという状況でした。
センターハウスもこじんまりとした小さなもの。
しかし期待通りコースは空いているようで、また丁度良い斜度のコースが続いていてなかなか楽しく滑られそう。
ところがいざコースに出てみると雪はガチガチに固くてスキーのエッジがなかなか噛まずこれは手ごわい。だからコースが空いているのか。
上部の方が雪質は良いのでは?と上のコースに上がっても雪質は殆ど変わらず。そして滑りごたえのある斜度のコースが続いています。
うーむ。ここは決して規模は大きくないけれどなかなかレベルの高いスキー場ではないか。リフトの運行速度も速くてガンガン滑りたい人には最高な環境です。
しかも滑っているスキーヤー/スノーボーダーのレベルも非常に高かった。
長いSG用の板のスキーヤーやハードブーツのボーダーが沢山居て豪快なターンでかっ飛ばしていきます。それも無理しているのではなく十分に余裕をもって滑っているのでフォームも実に美しい。ボーダーも物凄く深い芸術的なカービングターン。
リフトから眺めて、あーあんな風に滑れるようになりたいものだ、と見とれてしまう程。(バイクで例えると上手い人のコーナリングを見ているような感じです)
そして滑りだけではなくマナーも素晴らしかったです。
コース途中の真ん中で立ち止まったり座り込んだりする者は皆無。滑りだすときも後方も含めた周囲の状況確認は勿論、他に滑りだそうとしてる人はいないか、前走者との距離を十分か、とスキーヤーもボーダーも互いに周囲への配慮をしっかりやっていました。
なので滑走速度が高速でも危ない場面は全然無し。気持ち良く滑ることができました。本当に滑るのが好きな人達が集まっているようでした。
滑ったのは正午からの4時間だけでしたが、滑りごたえのあるバーンを存分に滑られたので、丸一日ぶっ通しで滑ったような大変充実したスキーとなりました。(かなりヘロヘロに疲れました)
スタッフも気さくな人達でセンターハウスもアットホームな雰囲気で良い感じ。
小さいローカルスキー場だけれど、いろんな面で魅力的なスキー場でまた滑りに来たいなぁと思いました。