翌日は連休中日。
「一の瀬ファミリースキー場」からスタート。直ぐに更に上の方の「寺子屋スキー場」(名前が面白いです)に移動。
ここは2000mを超える標高に位置するスキー場。この日は一面の雲海とその先に北アルプスが見える絶景。この景色が見られるだけでもわざわざ志賀高原までやって来た甲斐があるというものです。
ただし、ここも雪分不足。ところどころブッシュが出ているくらい雪が薄い。なのでさっさと下界に戻ります。
すると下のゲレンデには大勢の人が押し寄せていて大混雑。リフト待ちもスキーブームを彷彿とさせる大行列。最近はリフトの順番待ちなどほとんど無かったのでこれは苦痛でした。
これはたまらんと混雑を避けて「奥志賀高原スキー場」まで移動していきました。
こちらのゲレンデはあまり混雑していないもののレストランは大混雑。なかなか落ち着けませんでした。日頃はスキー場のお客の少なさを心配していましたが、いざ賑わい過ぎるとそれもそれで困ります。
その混雑もお昼頃になるとかなり緩和されてきました
ところが悪いことに昼頃から自分の体調が徐々に悪化。滑走中の雪面の凸凹の振動やリフトの振動が身体に堪えムカムカ気持ち悪い。頭痛もしてきました。折角の志賀高原のスキー場巡りも苦行と化してきました。
とうとうリフト運行終了前に限界に達し宿に引き上げざるを得ない状態に。こんなことは初めてです。
何とか部屋にたどり着くと布団に倒れこみました。どうも風邪のひき初めで胃がやられていたようです。
幸い薬を飲んで暫く休んでいたら回復してきました。
三日目。体調はまずまずの状態まで回復。
天候は断続的に雪が降る曇天。雪不足なので少しでも雪は降ってほしいですが、どうせなら私が来る前に振っておいてほしかった。
でも視界が遮られるような降りではなかったし、ゲレンデコンディションはこの3日間で一番良いのではなかろうか?
いつの間にか昨日の体調不良を忘れ夢中になって滑っていました。
この日は滑るゲレンデを絞ることにしました。料理のバイキングと同じであれもこれもと手を出すよりも好きなゲレンデを集中的に滑った方が満足できます。
寺子屋は雪が薄いのでハナからパス。一の瀬ファミリーの正面ゲレンデとダイナミックコース、焼額山のオリンピックコースとダウンヒルコース、そしてちょっと迷いつつも奥志賀にも足を延ばしエキスパートコースのみを集中的に。
それぞれスキー場は同じ地域(志賀高原)にありながらみな雰囲気が異なり面白いです。これが志賀高原の魅力の一つだと思います。特に奥志賀は独特な雰囲気があるように思います。なにか優雅な感じがするんですよね。皇室御用達のスキー場という先入観があるせいでしょうか‥。
奥志賀の後は焼額、一の瀬の順で戻りリフト終了まできっちり滑りました。
最後までゲレンデコンディションはまずまずで、体調の心配など忘れるほど楽しめました。
雪を滑走する感覚は堪らなく楽しかったです。