この土曜日と日曜日は長野のスキー仲間(バイク仲間でもあります)のN君と白馬乗鞍と栂池高原スキー場に行ってきました。
まず22日の土曜は白馬乗鞍へ。
天気予報では気温はかなり高く何と雨予報。長野で2月に雨とは。。。本当に今冬は異常です。
まぁ雨が降ってくるのは15時からの予報だったので、何とかなるだろうと行ってみたら午前中から雨。
まぁ何とかなるだろうと滑り始めたものの、水を含んだ雪にスキー板は滑らず(ブレーキがかかるので結構危ない)、水もウェアの中に滲み込んできて身体は冷えるし、ゴーグルの水滴で視界は効かないは散々でした。
いつも我々はリフトの運行が終了するまで滑り切るのですが、この日はさすがにもう無理だ、と15時過ぎたところで切り上げました。
しかし、こんな雨でもスキー滑りに来ている人は結構いるものですね...
興味深かったのは、リフト一本上ると雨がややミゾレ気味になり、更にリフト一本上ると雪に近いミゾレになったこと。ちょっとした標高の違いでこうも違うのか、と驚きました。
翌23日の日曜日は栂池高原スキー場へ。
気温は前日とは変わって冷え込み、昨夜から雪が降っております。コンディションは上々です。
今回のスキーの最大の目的は栂池高原スキー場で開催されているスキー板の試乗会に参加する事です。今回は東京・神田のVailというお店が主催する試乗会で、普通のアルペン用板ではなくパウダー雪用の太い板に特化した試乗会です。
私は太板で滑ったことが無いので、どんなものかとても興味がありました。
最近は太板を履いている人も多くて、ふかふかの新雪を気持ちよさそうに滑っていく様にはとても惹かれるものがあります。
なので、できれば圧雪されていない新雪を滑ってみたかったのですが、残念ながら普通のスキー場での試乗なので殆どが踏み固まったゲレンデでの試乗でした。
でも普段使っているアルペン板とは違う乗り味が感じられて、やはりこういう板も面白いな、と思いました。
試乗したのはこの3種。今回はとりあえず新雪用の太板を経験してみようという事なので、適当に見て回って板の幅(センター部分の幅)が100mm前後の物で興味を惹かれた板を試乗してみました。
ELAN RIPSTICK 96
長さ 172cm R16.2m (トップ)134 - (センター)96 - (テール)113mm
アルペン板のメジャーメーカーでもあるエランの板。
メーカーのスタッフさんの説明によると、板にメタルは入っておらず結構柔らかくて乗り易いですよ、との事でした。
その為か板の太さの違和感は割と少なく普通に滑れました。板の幅が広いので荒れたゲレンデも安定して滑れるのが新鮮に感じました。アルペン板と比べるとかなりアバウトに滑られるように感じです。反面、アルペン板の感覚でブレーキイングしてもなかなかスピードが落ちなくてちょっと慌てたり。
この手の板ではやや短めの172cmのためか取り回しも楽でとても面白く感じました。
センター幅は96mm。これで新雪でも十分な浮力があるならかなり欲しいと思いました。
K2 MINDBENDER 108 TI
長さ 179cm (トップ)136 - (センター)108 - (テール)125mm
こちらはメタルも入ったやや固めの板とのこと。
滑ってみると一番板の太さを感じました(実際に数値上でも太いです)。整地のゲレンデも普通に滑る事は出来ますが、太板の滑り方に慣れていないと滑りにくく感じる場面も。
ELAN RIPSTICK 106
長さ 180cm R18.1m (トップ)143 - (センター)106 - (テール)120mm
これは最初に試乗したRIPSTICK96の10mm幅広版。
乗り味は似たような感じで乗り易く感じました。太板に慣れたせいなのか、幅も長さも少し長いためか、面白さよりも安定感、普通感がより感じられたような。
こんな感じで何とも漠然とした感想ですが、普段使っているアルペン板とは明確にキャラクターの違う板である事は良く判りました。
時間の関係上、試乗出来たのはこれだけでしたが、結構好印象でした。
新雪が積もったゲレンデでは浮遊感を感じられる太板がかなり面白そうだし、荒れたゲレンデでも凸凹をいなしてくれるので気楽に滑られ良さそう。
逆にきれいに圧雪されたゲレンデをグイグイターンをして滑るのはやはりアルペン板が楽しい。
双方とも滑る楽しさの質は正反対なので、両方持って状況に合わせて使い分けるのが一番です。かなり欲しくなりました。
バイクに例えるとオフロードバイクとオンロードのスポーツバイクって感じです。
スキーはなかなか奥が深くて楽しいです。