桜の花が咲く時期となりましたが、私は未だスキー・モードで、自分的に季節はまだ冬のつもりでいます。。。そんな訳で先日、縁あってスキー板を購入してしまいました。
3月のとある日。スキー仲間が仕事帰りに東京・神田へスキー板を買いに行く!というので自分も行くことにしました。自分は何も買うつもりはなく、ウィンドウ・ショッピングを楽しむつもり。
新雪(パウダー)用に太いスキー板が欲しいなぁと思ってはいましたが具体的にコレといった機種があるわけでは無く、まぁいつかそのうちと思っていました。
ところが通りの店々を覗いていたら、一軒のお店が閉店セールをやっているのを発見。ずらりと並んだ今季モデルの太板に破格の安値が付けられていました。
最初は板だけの値段でビンディングは別なのだろう(それでも安いのですが)と思いましたが、訊くとビンディング込みの値段。それで頭の中の物欲リミッターが吹っ飛びました。
店員さんのセールストークやそれに乗って煽る仲間の声ももはや上の空。フラフラと購入してしまいました。
元々スキー板を買いに来た仲間よりも先に買ってしまうという本末転倒ぶり。でも本当に安かったのです。
購入したのはHEADのKORE99というモデル。板のセンター幅(板の真ん中の一番細い部分の幅)は97mm。本当はもう少し太く長い板が希望でしたが、店にはこれ以上太い板が残っていなかったのです。
でもこれでもゲレンデのパウダーを滑るなら十分な浮力はあるでしょう。
普通の板と比べるとこの位違います。(このスキー板のセンター幅は68mmです。)
ふわふわの新雪を滑るのが楽しみです。
しかし、安く手に入ったのは嬉しいですが、それが改装とかではなく本当の店じまいの閉店セールといのはちょっと複雑な気分です。神田のスポーツ用品店が並ぶ通りから一軒のお店が無くなるわけで。
余談ですが、店の中にはこんなものも展示されていました。(売り物だそうです)
ジャンプ競技のスキー板です。原田雅彦選手と岡部孝信選手のサインが書かれています。多分長野五輪頃のものでしょう。当時彼らはロシニョールの板で飛んでいました。
以前はロシニョールやアトミックやエラン、クナイスル(ニッカネンが使っていた!)とかもジャンプ板を作っていました。
それが続々と撤退し、今ではジャンプ用板を製造している大手メーカーはフィッシャーだけとなりました。(それ以外は小規模なメーカーがジャンプ用板を製造、供給しています)
何だかスキー業界のシュリンクを感じさせる、ちょっと寂しいはなしです。