カタナのカウルはクリア塗装が終わり、残るはヘッドライト回りのブラック塗装です。
このように角が剥げていました。
しかし...何でこんなところが剥げているのだろう??
どうもこれはバイクカバーの擦れによるもののようです。カバーが風でバタバタはためいたときに擦れて塗装が剥げたのだと思います。カバーはロープとかでピッチリと留ておいた方が良さそうです。
このブラックの部分の塗装はソフト99のホイール用塗料のブラックを使いました。
たまたま手元に使いかけのがあった、というだけの理由です。
クリア塗装の上塗りは不要なのでササッと塗っておしまいです。色合いも半ツヤで元の色と似ていて丁度良かったです。
しかし...マスキングが少し甘くて塗料が少しはみ出してしまいました。ここまで来ての失敗は悔やまれます。
この失敗はとりあえず置いておいて、ブラック塗装部分の完全乾燥を待つ間、カウルの備品の気になった部分に手を入れます。
カウルの下部の「ヒレ」(パーツリスト上では「ウィング」と記されています)のボルト部分がかなり錆びていました。
この錆はワイヤーブラシで大まかに落として、この錆転換剤で保護します。この転換剤、買ったのはもうかなり昔(20年位は経っていると思います。いつ買ったのかもう思い出せません)ですが、まだ問題なく使う事が出来ます。
転換剤を塗って10分もすると錆部分が防錆膜に変化してきます。
このとおりきれいになりました。
他にもスクリーンのステーを磨いたり普段触り難い部分に手を入れておきます。
再びカウルに戻り、クリア塗装部分を花咲かGのコンパウンドで軽く磨きました。これで微妙なザラツキ部分も滑らかに艶ややかになりました。これはピカピカになるので気に入っています。
ふと思いついてはみ出たブラック塗料をこれでゴシゴシこすってみたら見事にとれました。良かった良かった。
最期にもう一つ。カウルにモールを取り付けてみました。
私のカタナのカウルには本来付いているモールが付いていませんでした。まぁ有っても無くてもいいやという程度なのでわざわざ純正パーツは取り寄せず、ホームセンターでコの字型のゴムを1m買ってきて、これを取り付けます。1mで300円程度なので安上がりです。(ただ耐久性は低いかもしれません。)
ちょっと幅が広すぎるので、カッターで半分にカットしました。
カウルの裏側の数か所に多用途接着剤(セメダイン)を少量塗布してゴムモールを取り付けます。カウルの厚みとモールのサイズも丁度良く、接着剤が不要と思えるくらいピッタリきれいに取り付けられました。
これでカウルのレストア完了です。
カウルにヒレやらスクリーンやらを取り付けて車体に取り付けます。
久し振りにカタナが完全な形となりました。
果たしてカウルの塗装色はどんな具合か....
なかなか良いですね!!
カタナの純正色ではないスバルの「ライトシルバーM」ですがかなり近い色だと思います。
少しタンクやサイドカバーより青みが感じられますが、言われなければ違いには気付かないでしょう。タンクやサイドカバーも日光による色褪せや経年による色の変化もあるでしょうから、それを加味するとかなりイイ線行っていると思います。
DAYTONAのミラーも良く合っていると思います。
費用も新たに購入したのはシルバーとクリアのスプレー塗料一本ずつとパテだけで済んだので安く上がりました。
やはりバイクがきれいになると気持ちが良いですね。
<終わり>