翌日も快晴。
朝食はパン。北海道ツーリングのときのように、コーヒーを滝れてストーブにトースターを載せてパンを炙る。これが美味しいのです。
それにしても天気が良くて湖の景色も良くて気持ち良い。キャンプ場の雰囲気も静かで良い。それにこの辺りの道は空いていてバイクを走らせても気持ちよいし。
なんだか一泊だけで帰るのが勿体なく思えてきた。
今日もとりたてて用事がある訳ではない。着替えは2日分持って来ているし、スマホはバイクから充電できる。ランタンやストーブの燃料はバイクからとればよい。。。。
よし！もう一泊していこう！
管理棟で延長の手続きをしてしまうと本格的にのんびりモードに。今日はテントや荷物を片付けなくて良いと思うと気分が良い。
特にやることは無くてヘ椅子に座って湖の景色を眺めながらラジオやスマホの音楽を聴いたり、持ってきた文庫本を読んだり。
北海道に向かうフェリーの甲板で過ごす時間のような開放的な気分です。
小腹が空いたら紅茶を滝れて昨日買っておいたパウンドケーキを食べたり、隣のスーパー銭湯で売っていた桃を剥いて食べたり。（桃はまだ熟していなくて野菜のようなサクサクと固い食感でちょっと残念でした。）
昼が過ぎるとさすがに退屈してきたので夕食の買い出しを兼ねてバイクで出かけます。
湖畔沿いのクネクネ道を気持ちよく走って国道139号に出て富士宮方面へ。
この国道、信号は殆どないし交通量も少ない。樹海が広がる景色も北海道をちょっと連想させます。道路の両脇が森林になっている区間は屈斜路湖の湖畔の道路に似ているにも感じるし、その先の本栖湖に至るまでの景色が開けたところの風景は三国峠や美幌峠に感じが似ている。
さらにその先の朝霧高原の牧草が広がっている所はまるで道東の別海辺りの道を走っているかのよう。
ほんの一瞬だけど北海道を走っているかのような気分になりました。
ドライブインも北海道で寄ったそれと似ている感じがする。（確か道の駅「まるせっぷ」だったか？が似た感じではなかったかな？）
さて、この先はなにがあるのだろうかと地図を見ると、「白糸の滝」というのがあるらしい。そこに寄ってから戻ろう。
案内標識に従って進んでいって到着、と思ったら、あれ？ここは駐車場は有料なの
ね。。。
そこまでして寄りたいものでは無かったけど、袋小路になっているし、係員が ”おいでおいで” をしていて駐車場に入るしかない。不意を突かれた感じでこれは摩周湖近くの硫黄山の駐車場に似ている。。。
でも駐車場の係員は親切だったので、その辺りはずいぶん違うのでまぁいいか。
それにしても随分ときれいに整備されている。広い園内は建物様式が統一されたお洒落なカフェやら土産物屋やらが並んでいてイメージしていたものと違う。
しばし歩いて見えてきた滝はこのように馬蹄型になっていてなかなかの迫力。細い滝が沢山並んで流れ落ちているのが壮観です。こんなのは初めて見ました。
知らなかったけれど、実はこの滝は国の天然記念物なんてすね。
北海道ツーリングでも知床の「オシンコシンの滝」や層雲峡の「銀河の滝」などを見てきましたがそれよりも凄いです。
さて、買い出しもしなければならないので戻るか。再び北海道っぽい雰囲気の国道を走り、河口湖近くのスーパーに向かう。
途中、国道沿いに並ぶ野菜の直売所が気になる。もうすぐ夕食時だけど焼きとうもろこしを頂きました。
焦げた醤油ととうもろこしの甘さが絶妙で美味しい。北海道を走っているときもよく茄でとうきびを食べた。益々気分は北海道ツーリングにトリップしていきます。
昨日と同じマックスバリューで買い物をしてキャンプ場に戻りました。
今日は風呂の前に夕食にしよう。早速火を起こす。
本日はシンプルに焼き鳥と総菜サラダ。普通の鶏肉を適当にカットしてマジックソルトでまぶして炭火で焼くだけだけど、これがとても美味しい。炭火焼はやはり最高です。
今日もラジオでプロ野球中継を聴きながらの食事。普段は聴かないこのAMラジオのザラザラとした音が何とも心地良い。
残念ながら今夜は我が阪神の旗色は悪いのでプロ野球中継には見切りを付けてお風呂へ。歩いて風呂屋に行けるっていうのが良い。
風呂から戻ったら、残った薪で焚火をしながらバーボンの水割り。
薪を燃やし切り、バーボンを飲み切って就寝。
近場でしたが予想以上に楽しく充実した バイクキャンプでした。
余談
これは翌朝の入場待ちのクルマの行列なのですが、実は前夜の0時前には行列が出来ていました。。。凄い、凄すぎる。キャンプするために車中泊するなんて本末転倒のような気もするけど。。。今日から夏休み（盆休み）という人も多いようなので、この時期にレジャーを楽しむにはこの位の気合が必要なのでしょう。
