昨年乗船した新日本海フェリーの「あざれあ」について紹介します。
本当は夏のツーリングシーズンの前にブログに掲載しようと思っていたのですが延び延びとなってしまいました。
以前にもこんな記事を掲載したようにフェリーに乗っている時間が大好きなのです。私の北海道ツーリングの楽しみの半分はフェリーでの時間であるといっても過言ではありません。
「あざれあ」は2017年に就航した新造船。それまでの「らいらっく」、「ゆうかり」に代わって小樽 - 新潟航路に就航したとのこと。2019年の北海道ツーリングの新潟⇒小樽航路でようやく乗船する事が出来ました。(2018年は新日本海フェリーのチケットが取れなくて乗船できず。)
はたしてどんな船なのか。
まず大きな違いはバイクの駐車場。従来の船は車両甲板の壁に沿ってバイクを並べて駐車していたのが、バイク専用の部屋に駐車するようになりました。具体的には分からないけど、バイクの駐車台数はかなり減ったのではないかと思う。2018年、2019年とバイクの乗船枠を確保するのにとても苦労したのは多分これが理由だと思います。
車両甲板から客室甲板に上がると、フロント前のロビーは従来と同じ吹き抜け構造で似た感じ。
しかし客室の方は従来船とは全然違っていてまるでホテルのよう。
「ゆうかり」では大部屋形式の部屋があったのだけど、「あざれあ」ではそれは廃止され全て個室ベッド形式になっていました。 太平洋フェリーと同じような構造のベッドでした。
部屋に荷物を置いて着替えたら外のデッキへ。やはり出航するときは外に出ていたい。手を振り見送ってくれる地上のスタッフに手を振り返し、遠ざかる港を眺めていると旅に出るんだなあという実感がわいてきます。
両舷通路デッキは従来の船と似た感じ。
前方や後方のデッキはどうかと歩いて回ると、「ゆうかり」に比べると大分構造は違つているし少しデッキ面積は少なくなったような。これも太平洋フェリーの船に似ているように感じます。
そうだ、ジンギスカンコーナーは?新日本海フェリー新潟~小樽航路の特色の一つは後方のデッキにあるジンギスカンコーナーです。焼けたラム肉の匂いが鼻腔をくすぐります。この匂いと北海道ツーリングはもはやしっかりリンクされているので無いと困るのだが。
ジンギスカンコーナーはありました。以前と同じ提供スタイル。良かった。新日本海フェリーの北海道航路はこうでないと。(あの匂いを思い出したらお腹が空いてきました。ジンギスカン食べたいなぁ。」)
このジンギスカンコーナーのあるデッキは船の走行風が遮られていて寛ぐのに良さそうなところでしたが、風がほとんど流れない故に太陽の陽射しで空気が熱せられ大変暑かったです。
というわけで海を眺めてのビールは一つ上のデッキで。
こちらは日陰に入れば風が流れているので暑さはそれほどでもないです。キャンプで使う椅子を広げてビールを楽しみました。
青い空と海を見ながら飲むビールは最高。
しかし問題も発生しました。ビールがたちまち温くなってしまうのです。売店で買ってきた冷えたビールも美味しく飲めたのは最初の二口目くらいまで。常に暖かい風が吹きつけているので冷たさがすぐに奪われてしまうようです。
ちょっと雰囲気は損なわれますが、ペットボトルを入れる保冷ケースに缶ビールを入れて飲んだほうがよさそうです。
フェリーのデッキで缶ビールを楽しむ場合は、キャンプ用の椅子と保冷ケースは必須アイテムであります。
新日本海フェリーの「あざれあ」紹介、次回へ続きます。