以前より懸案だったブレーキホースの取り回しを少し変更しました。
実は私のカタナ、ハンドルを右に一杯に切るとブレーキホースがカウルに干渉してしまうのです。
フロントフォーク、トップブリッジ、ハンドルを変更しているので、ノーマルよりフロントブレーキのホースが外側に寄っていること、使用しているNISSINのラジアルマスター(19Φ)の構造が要因です。
特にNISSINのラジアルマスターは結構大柄であるし、ホースの取り出し方向が下向きであるので、ハンドル周りのスペースが少ないバイクだとホースの取り回しで苦慮することが多いような気がします。(同じNISSINでも14Φのマスターは構造が全然違うのでホースの取り回しは楽です。でもブレーキの制動力を考えると19Φが捨て難いのです。)
ブレーキホースのバンジョーの位置をもう少し下に下げられると、バンジョーの向きをもう少し内側に向けられホースを内側に寄せられそうです。
対策のアイディアは以前から持っていたので、バイク用品店に行ってこれを買ってきました。
このカラーを挟んでバンジョーの位置を下げてやるのです。
ついでにブレーキフルードの交換も。ブレーキフルードを交換したのは何時の事だったか...そろそろ車検だし交換した方が良いだろう。近所のカー用品店に走りフルードを買ってきました。
う~む、フルードはすっかり茶色になっていました。本来は無色透明ですからね。ちょっとメンテナンスをサボり過ぎました。
リザーバータンクのフルードを吸い出し、キャリパーの方からもポンプで古いフルードを出来るだけ吸い出しました。
次いでバンジョーボルトの組み換えです。
右の今まで使用していた赤いボルトに代えて左の長いダブル用のボルトにカラーを組み合わせて組みます。
こんな感じです。まだハンドルにバンジョーが当たりますが、今までより内側に寄せる事が出来ました。
このカラー(10mm厚)より一つ上の15mm厚のカラーを使えばハンドルの干渉を避けられそうですが、バンジョーボルトの長さが足りなさそうなので止めておきました。
まだハンドルを右に一杯に切るとホースが少しカウルに干渉するものの、大分改善しました。
アルミのカラーがブレーキフルードで腐食しないか気になりましたが、調べてみたら問題は無い模様。そもそもバンジョ―のワッシャーがアルミですし。
新しいフルードを入れてエア抜きして完了。
続いてリアブレーキのフルードも交換。こちらも茶色に汚れていました。
新しいフルードに入れ替えてエア抜きして作業終了。
気になっていた箇所のメンテができて気分がスッキリしました。