自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と冬はスキーの日記です

カタナの車検、無事終了

 先日、仕事を休み取ってカタナの車検を取ってきました。

 (車検の準備についてはこちら↓)

sword749.hatenablog.com

 

 かかった費用は

  • ヘッドライト光軸調整 2,200円
  • 自賠責保険 9,680円
  • 検査手数料 1,700円
  • 重量税 5,000円

 合計で18,580円でした。

 検査手数料が値上がりしましたが、自賠責保険料が今年の4月から値下がりしたので、前回費用(20,380円)よりだいぶ安く済みました。整備工場でやってもらったヘッドライトの光軸調整料を除くと16,380円。以前に比べかなり安くなりました。

 その前回のときも前々回より安くなっているので、値下がりが続いていることになります。

 

 

 前回の車検からメーターを換装していて若干の心配もありましたが、いつもと同様にあっけないくらいスムーズに継続検査を終えることができました。

 

 また天気も良かった。自走で検査場に行くので天気の善し悪しはとても重要。雨などに降られたら最悪です。見事な晴天で絶好の車検日和でした。

 

  こんな感じで特筆するような出来事は無かったので、今回はどんな感じでユーザー車検が行われるのか当日の様子を紹介しようと思います。

 

 

 

まず整備工場へ

 車検当日。

 まずは自動車検査場近くの整備工場へ。

itp.ne.jp

 ヘッドライトの光軸の調整と自賠責保険の更新をお願いします、というと直ぐに作業に取り掛かってくれました。

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 ここは作業の予約とかは必要なし。車検前に何か調整が必要なクルマ、車検で不備が見つかったクルマ等が駆け込み寺のようにやって来るので予約制ではとても対応できないのでしょう。

 ライトは若干左右の向きを調整したくらいでほとんど狂いはありませんでした。

 そのあと事務所で自賠責保険の更新。何も言わなくても車検の書類を一式出してくれ「ここは鉛筆で。他はボールペンで記入してね。」記入の見本も用意されています。

 もちろん書類は車検場の事務所で記入できますが、ゆっくり落ち着いて書けるし何か不明点が有ったら訊くことができるので助かります。

 書類を書き上げたところで保険の更新手続きも完了。

「もし車検で何かあったら連絡ください」と力強いお言葉をいただき自動車検査場へ。

 

重量税と検査手数料を支払い検査手続きへ

 自動車検査場に着いたら、まずは検査場入り口付近にある「関東陸運振興センター」で検査手数料や重量税の印紙を購入します。

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右側に見える建物が「関東陸運振興センター」です。検査場の事務所の建物は左側の方にあります。


 受付で「バイクの継続検査です」と告げると「車検証はお持ちですか?...あ、書類ももう準備してるんですか。じゃぁそれ(クリアファイルに入った書類一式)ください」。

 窓口の人は先ほど記入した書類にペタペタと印紙を貼って返してくれ、
「全部で6700円です。バイクのユーザー車検は向うの建物の6番窓口ですからね~」。印紙を貼る場所も慣れていないと戸惑うもの。手間が省けました。

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そういえば申請人欄に押印の記号がありますが、判子は押さなかったです。。。何も言われなかったです。

 

 続いてその検査事務所の6番窓口へ。窓口の目立つところに「ユーザー車検」の表示があって分かりやすいです。

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 窓口に車検証、納税証明書、自賠責保険書、整備記録簿、検査用の各種書類をクリアファイルごと渡すと、書類をてきぱきとチェックしポンポンと確認のスタンプを押して
「はい、では検査の方をお願いします。場内お気をつけて」。

 

 ここまで実にスムーズです。検査場に着いて5分と経っていないです。

 

外回りの検査

 検査はバイク用の専用レーンで受けます。「二輪」と書かれているし検査待ちのバイクが並んでいるのですぐにわかります。

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検査レーンを出口から見た図。左端に見える小さなレーン出口がバイクの検査レーンです。

 

 既に検査待ちのバイクが6~7台ほど並んでいました。殆どが業者(バイク屋さん)でユーザー車検の人は自分の他には1、2名。服装で大体わかります。業者の人は作業着姿で、ユーザー車検の人は自走で来ているのでヘルメットを被っています。

 4輪の検査レーンはギッシリ順番待ちの列が続いています。数えていないですけど50~60台くらいはいたと思います。業者の人なのかユーザー車検なのかこっちは判別がつき難いです。

 

 ここでしばし検査の順番待ち。3人の検査官が手分けして検査を行っています。

 

  因みに私のヘルメットはフルフェイスタイプなので検査中被っていると何かと不都合。話し難いし聴き取りにくい。事務所に荷物置き場も無いのでいつも検査レーンの入り口付近にヘルメットを置いておきます。(空いているときは入り口付近のテーブルに置かせてもらったりします。)ジェットヘルメットの人は被ったまま検査を受けている人が多いです。こういう時はジェット型がよいです。

  

 やがて私の順番がやってきました。検査官に書類を渡し保安部品の検査を始めます。

 「ではヘッドライトの検査から始めます。(常時点灯なので)ハイビームに切り替えてください。。。OKです。次、ウィンカー、左側を点けてください...右側...OKです。ホーン鳴らしてください。。。」

 といった具合にブレーキランプの点灯(ブレーキレバーを握る⇒ペダルを踏む)、リアのウィンカーと進み、「寸法測ります」とメジャーでハンドル幅と高さを計測。

 そして「ハンドルロックをしてください」。ちゃんと事前練習をしていたので難無くロックできました。(まぁ誇らしげに言うことではないですが)

 最後に「車台番号を確認させてください」とステアリングヘッドの部分に刻印されている番号を確認して終了。

 

 外観検査も兼ねているはずですがあまり細かく見ている様子は無し。気になっていたメーターの速度センサー周りの指摘もなし。

 

検査レーン

 エンジンをかけてレーンの入り口まで進み騒音測定。これも測定は検査官がやってくれます。排ガスチェックは2000年以降のバイクが対象なので、私のカタナ(1994年式)は検査対象外です。

 

 いよいよレーンでの検査。ここからはバイクに乗ったまま検査を進めていきます。

 検査官は「検査をサポートしますので、そこの白線まで進んでちょっと待っていてください。」

 

 そう待つこともなく検査官がやってきて検査開始。検査レーンに進むときにヘッドライトの形式(単灯/二灯)、速度計測の前輪/後輪の選択をパネルで選択するのですが、これも検査官がやってくれました。(今までは速度計測は前輪でしたが今回からは後輪です。)

 

 まずフロントブレーキの検査「フロントタイヤをここ(ローラー)に乗せてください。左足で床のスイッチを踏んで前後のブレーキをかけてください。...では始めます。」

 前後のタイヤが機械で挟まれ、ローラーに駆動を掛けてもタイヤが回らないことを確認します。右足でブレーキペダルを踏んだ状態でバイクが直立状態になるのでちょっとバランスを崩しそうになりました。危ない、危ない。

 すぐさま隣で検査官が「ハイOKです」。

 

 続いてスピードメーターの検査。「前に進んでリアタイヤをローラーに乗せてください。左足で床のスイッチを踏んでメーターが40km/hになったらスイッチを離してください。....始めます。」

 ゆっくりローラーが回りだしスピード表示がゆっくり上がっていきます。検査官も一緒にメーターをのぞき込み40km/hなったところで「はい(スイッチを)離してください。。。。OKです」。

 

 次はリアブレーキの検査。フロントブレーキ同様に「前後のブレーキをかけてください」こちらも問題なく終了。

 

 こんな感じでポンポンと検査が進んでいきます。それぞれの検査毎に結果(OKだと「〇」)が前方の表示器に表示されるのですが、直ぐに隣で検査官が結果を言って次に進むように促すので、表示を確認する間も無かったほどです。

 

 そして一番の難関のヘッドライトの光軸検査。不合格になることが一番多い検査項目です。自分で光軸を調整していた頃は何回か不合格になったものでした。

 しかし整備工場で調整してもらうようになってからは不合格は無し。今回も前方上の表示器に「〇」の表示が出て一回で合格。

 

 こうして検査は終了しました。検査票への印字まで検査官がやってくれました。こんなにも何から何まで面倒見てもらったのは初めてでした。たまたま面倒見の良い人に当たったのかもしれません。お陰でスムーズに済みました。

 

 レーンを出て4輪レーンの方にある監督室に書類を出してハンコを押してもらって検査終了です。

 

新しい車検証の交付

 事務所棟に戻って7番窓口(先ほど受付した6番窓口の隣)に種類一式を番号札付のクリップで留めて窓口に出ししばし待ちます。前はこんなクリップは無かったと思います。また自賠責保険証も一緒に出すように、という張り紙も見えます。少しルールが変ったようです。

 大して待つことも無く(数分程度)「〇〇番さ~ん」と番号で呼ばれ新しい車検証と車検の有効期限シールをもらいました。今までは名前で呼ばれていました。プライバシーに配慮しての事なのでしょうか。

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 こんな感じで、今回も大変スムーズに検査が終わりました。検査場に着いて新しい車検証を受け取るまで40分~50分くらいでしょうか。

  コレ済んだらアッチに行って用紙を出して下さい、その次はあそこに行って、と指示に従って動いているうちに終わった感じです。まるで健康診断でも受けているかのよう。

 

 

 ナンバープレートのシールの張替えは自宅に帰ってからやりました。

 以前は検査場の駐車場で貼り替えをやっていましたが、どうしても剥がしたシールの糊や汚れが残ってしまうので。自宅でしっかり汚れを落して貼る方が気持ちが良いです。

 

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 新しいシールを貼るとようやく気持ちに一区切りがつきました。

 これにて 車検の更新は完了です。

 

 <終わり>