台風の影響で生憎の天気となった週末ですが、日曜は朝のうちに雨も上がり天気は落ち着いてきたので、カタナのクラッチワイヤーとアクセルワイヤーの洗浄、注油をやりました。
異常や不具合は感じていなかったのですが、そろそろやっていい頃合いかなと思っていたもので。
まずクラッチワイヤーから。
レバーからワイヤーを外したら、おや!ワイヤーのエンド(タイコ)のカバーが千切れていました。
幸いカバーは予備を持っていたのでワイヤーに異常は無し。インジェクターを使ってパーツクリーナーで内部を洗浄し、シリコンオイル、グリスを注入しておしまい。簡単です。
一方、アクセルワイヤーはちょっと面倒。
キャブレターやアクセルグリップからワイヤーを外さなければならないので、ガソリンタンクを下ろしたりと結構大事になります。
こちらもワイヤーに異常はなく洗浄、注油はすぐに済みましたが面倒なのはこの後で、キャブレターにワイヤーをはめるのとワイヤーの張りの調整ががひと手間。
狭いところにあるので作業がしにくいし、引き側と戻し側の二本のワイヤーをバランス良く張らねばなりません。良い具合に張れたと思っても走ってみるとちょっと違和感あって調整し直したり。
クラッチワイヤーもアクセルワイヤーもあまり汚れていなかったですが、それでも若干はスムーズに動くようになったと思います。やはり操作系の動きが軽くスムーズだと気持ちが良いです。
ここまで手を汚したのならついでにエアフィルターも洗っておこう。
すると...アレ?ネジが一本転がっている...
何のネジだろう? 最初はFCRキャブレターから脱落したのかと思ったけれどちょっとサイズが違うし。念のためキャブレターを外して確認するも異常無し。
となると車体側?でもカタナの車体でこのようなネジが使われていたところなんて有ったっけ?
不思議に思っていたらエンジンのインテーク部分のネジが一本だけやけに錆びているのが目に入りました。
そうだ!!去年、負圧ゲージでキャブレターの同調をみようとニップルに付け替え、それを元のネジにもどすときにポロつと落としてしまい、一本行方不明になっていたのです。かなりしつこく探しても見つからず、諦めて他のネジで代用していたのでした。
多分エンジンのフィンにでも隠れていたのでしょうけど、一年以上もよくもここに留まっていたものです。
本来のネジに戻してモヤモヤしていた気分もスッキリです。
ちょっとワイヤーに注油でも...と始めた整備でしたが最後はキャブレターまで降ろす羽目に。
でも意外と成果のあったというか、やって良かったと思う整備でした。