昨年スキーブーツのホーミングインナーブーツを作ってもらったわけですが、
今シーズンになってようやく試すことが出来ました。
いや良いですね。自分の足の形に合わせて成型さ.れているので、ブーツと足のフィット感は格段に良くなりました。
インナーブーツを作ってもらおうと考えた一番の目的は、足の当たり/痛み対策でしたが、これはほぼ解消されました。逆に窮屈/きついといった不具合は全くなし。流石の職人技です。
スキー板を履いてみてまず感じたのは板が凄く軽く感じること。スケーティングとかで顕著に感じます。ブーツはノーマルインナーよりも少し重くなっているのですが、重さは全然感じずむしろ軽く感じます。
そして当然ながらスキーの滑りも変わりました。滑走中のスキー板が安定しているし、板のコントロールがやり易い というか分かりやすい。最初はよく分からなかったですが、滑れば滑るほど実感します。自分が上手くなったと勘違いする程です。
スキーではブーツが重要!とよく言われますが、その意味が本当に良く分りました。
やはり道具は自分の身体にフィットしていることが重要なんだと改めて思いました。
それなりに費用は掛かりましたが、フォーミングブーツを作って良かったです。
そんな大満足のフォーミングインナーブーツですが問題も明らかになりました。
足が冷えるのです。リフトに乗っているときなど足の指先を中心にジンジンと冷えてきます。フォーミング材の熱伝導が良いのか、それともブーツのアウターシェル~インナーブーツ~足の密着が良いせいなのか。
ノーマルのインナーブーツの時も寒い日には足が冷たいと感じることはありましたが、ここまででは無かったです。
11月下旬のシーズン初めの「熊の湯」で滑ったときで既に冷たいと感じたほどです。(まぁ雪は少なかったですが気温はハイシーズン並みの冷え込みでした)
これではこの先のシーズンはどうなることか。
モコモコの分厚いソックスは履きたくない。電熱線で温めるスキー用ソックスもありかなり温かいようですが、それなりに高価だしバッテリーの充電が面倒。
それでこれに目を付けました。
スキーブーツを覆うカバーです。その名も「MASKI」。MASKとSKIを掛け合わせたのでしょう。
商品のユーザーレビューでは効果ありの声多数。実施にスキー場で会った人からも効果りとの生の声を聞きました。ブーツ全てを覆うわけではないのに本当だろうか?
兎も角試してみようと神田の街に出かけて購入。
生地はウエットスーツのようなスポンジ状の伸縮性のあるものです。
因みに色はブラック/ブルー/レッドの三色あり、ブルーが欲しかったけどMサイズはどの店も欠品だったので(結構売れているようです)レッドにしました。
因みに私のブーツのソール長は303mmでMサイズでピッタリでした。
で、肝心の保温性は....装着して滑ってみると...おや、全然違う。厳しい寒さの中でも格段に足の冷えは緩和されました。一日滑っていると後半は少し冷えてくる感もありますが、それでもカバー無しより格段に暖かくなりました。
効果があるのは分かっていたことですが、それでもこんなカバーで保温性が上がるのは意外でした。
強いて言えば、ブーツを履いてから更にこのMASKIを装着するのでスキーの準備の手間が少しかかるという事でしょうか。でも足の冷えの辛さを考えたらどうって事ありません。
スキーで足の冷たさに悩んでいる方にはお勧めの品です。