自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と冬はスキーの日記です

SEPベアリングガイドの組み込み

 「SEPベアリングガイド」のFCRへの組付けです。

 共立工芸さんより送られてきたものは

  • ベアリングガイド(左右) × 4セット
  • ベアリング(ピン圧入済み) × 4個

です。

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 まずはスライドバルブの樹脂ローラーのベアリング化を行います。

 FCRのスライドバルブのローラーは4つのうち何故か3つが金属ベアリング+樹脂ローラーで、残り1つがベアリング無しの樹脂ローラーという仕様になっています。何故4つ全てベアリングでないのか?

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 多分誰もが不思議に思うのではないでしょうか。共立工芸さんも4つ全てベアリングにした方が良いと考えており、そのための金属ベアリングが添付されています。

 

 作業はスライドバルブから樹脂ローラー用のピンを抜き、そこにベアリングを圧入するだけです。(ベアリングにはピンが組込み済み。)

 が、そのピンが抜けない。プライヤーで引っ張っても、万力でピンを固定して引っ張ってもびくともしません。

 ネットで先人達の作業を参照させてもらうと、引っ張ってダメなら押して抜くという方法が紹介されており、私もそのやり方を真似することにしました。

 

 反対側のベアリングを保護するために厚目のワッシャーを2枚ほどセットし、万力で押していきます。少し押すとピキッという手応えがあり後はスルスルとピンが沈んでいきます。

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 一杯までピンを沈めてからポンチでピンを叩いてやると、バルブの内側にピンが抜け落ちました。ポンチの太さがピンとほぼ一緒だったので少し細いビスも併用。というかビスだけで事足りたかかと。

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 そこに新しいベアリングを圧入していきます。こちらは簡単に出来ました。

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 こういうとき小型の物でも万力があると便利です。因みにこの万力は私が持っている工具の中で2番目に古いものです。(一番古いのはKTCの10-12mmのメガネレンチ)買った当時はそんなに活用するイメージは無かったのですが、思っていた以上にいろんな工作でいろんな用途で活用しています。

  

 出来上がったスライドバルブをベアリングガイドで挟んでFCRの中にいれます。

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 ベアリングガイドはFCRのボディにピッタリサイズ。きつくも無ければ隙間やガタも無いという絶妙のサイズです。

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右下に写っている樹脂のローラーはこのガイドでは不要となります。

 

 

 

 4つのバルブの同調をとってトップキャップを付けて完了です。ベアリングガイドはキャップの形状にもピタリ合わせて作られているのが分ります。

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 指でリンケージを動かしてみた感じはなかなかスムーズで良さそう。

 実際、バイクに付けてアクセルグリップを捻った感触は素晴らしくスムーズでした。

(試乗の感想は次回報告いたします。)