朝5時過ぎ。小樽港でフェリーを下りたライダー達は一旦バイクを止めて写真を撮ったり荷物の再点検をしたりまたは目の前ののGSでガソリンを給油して思い々の方向へ走っていきます。
私は大抵は日本海側を北上して道北へ向かいました。早朝の少し肌寒く、まだ人の姿の少ない早朝の静かな小樽の街を抜けて石狩方面へ走るのはとても清々しく、ツーリングの始まりに相応しかったです。
小樽を出発したときはややガスがかかり天気は今一つであることが多かったです。おまけにまだ身体が目覚め切っておらず、重い荷物を積んだバイクの重さにもまだ慣れていなくて走りは少しぎこちなく、ペースはゆっくりと。
やがて日が昇るにつれて青空が広がり気分も盛り上がっていきます。浜益のセイコーマートでおにぎりを食べて一休みした後は、すっかり調子も出てきて海沿いのきれいな景色の道を気持ち良く走れるようになります。
やはり北を目指すライダーは多いようで、道中あちこちで同じフェリーの車両甲板にいたバイク(ライダー)を見かけました。面識は無いライダーであっても仲間を見かけたような気分になったものです。