ウオタニの効果は絶大で、カタナのエンジンはパワフルでスムーズなものになりました。ただ、2°/4°遅角でハンドルに伝わる微振動がちょっと辛い。
何とかしようとキャブレターのジェットのセッティングを変更してみました。
まず試したのはこちら。
【セッティング③】
- SJ : #50
- AS : 1-3/6回転戻し
- PS : 1回転戻し
- ニードル : #OCEMP(クリップ:上から4段目)
- MJ : #150
ニードルのクリップ位置を真ん中の4段目にしてみました。(ニードルの位置を上げる)
ウオタニの点火カーブはノーマルスペシャルから2°進角、4°進角、2°遅角、4°遅角と試していきましたが、やはり2°遅角がパワフルな感じ。ハンドルに伝わる振動もかなり抑制されたようでした。
でもエンジンのフィーリングは何となくモッサリしたようにも感じます。一日中走っても問題は無いレベルなのですが、クリップ位置が3段目のときの方が吹け上りが軽く気持ちが良かったです。
どうも燃料が少し濃いような気がします。V-UP16やMSAを付けた時もそうでしたが、点火が強化されるとそれまでのセッティングでは燃調が濃くなるような気がします。
それで燃調が薄くなる方にニードルを変更してみました。
【セッティング④】
- SJ : #50
- AS : 1-3/6回転戻し
- PS : 1回転戻し
- ニードル : #OCEMQ(クリップ:上から3段目)
- MJ : #150
#OCEMQはFCR39を導入したときに一度試しています。普通に走る事は出来ましたが低回転域でのトルク感がやや薄く、#OCEMPや#OCEMNの方が好印象だったのでそれ以来使っていませんでした。でも今はこれが合いそうな気がします。
結果は大正解でした。低回転域でのエンジンの吹け上りは軽く滑らかになりました。トルク感も十分。いわゆる街乗りで常用する回転域のフィーリングは今まで試した中で一番自然なものになりました。ハンドルバーの微振動も大幅に減りました。アクセルを開けてのパワー感/加速感も良好。
もう一つ改善されたのは燃費でした。
ウオタニを付けて以来燃費が悪化していたのです。ルートにもよりますがツーリングのゆっくりペースで走れば17~18km/Lは走っていた(北海道ツーリングでは21km/Lに達します)のが、どう頑張っても14~15km/L。ガソリンが高騰し続けている昨今では是非とも改善したいです。
それがこのセッティングを施した先の草津~渋温泉ツーリングで往路で16km/L、復路で18km/Lとなりました。国道の最高標高地点の峠道を上り下りしたので十分に良好な結果だと思います。
ウオタニの点火カーブは2°遅角しか試せていないので、他の点火カーブも試してみる予定です。